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| オープンソースJ2EE APサーバ JBossの可能性 |
第６回：JBoss Inc.の各種製品について
著者：ダイテックＣ＆Ｄ 高橋 康弘 2005/6/3
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| JBoss Eclipse IDE
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名前を見れば明らかなように、JBoss Eclipse IDEはEclipse上で動作するJBoss開発のためのプラグインです。
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http://www.jboss.com/products/jbosside
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派手さはありませんが、Eclipse＋JBoss ASを使ってJ2EEの開発を行うのであれば、このプラグインは必須といえます。このプラグインの基本的な機能は以下の通りです。
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- XDocletの完全サポート
- JBossサーバ上のアプリケーションのデバッグおよび、JBossサーバの起動、停止
- JAR、WAR、EARなどのパッケージングの管理とデプロイ
- J2EEコンポーネントのひな型作成のウィザード
- HTML、JSP、XMLのエディタ
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上記にあげた機能のうち、XDocletの機能は大変重要です。XDoclet（注4）とは、煩わしいデプロイメント・ディスクリプタ、定型的なソースコード、その他設定ファイルなどを自動生成してくれるツールです。JBoss Inc.が提供しているものではありませんが、非常に強力であり、広く普及しているオープンソースのツールです。
もし、現在J2EEの開発を行っており、手動でデプロイメント・ディスクリプタを作成していたり、EJBのインターフェースファイルをその都度作成しているのであれば、ぜひXDocletの使用をお奨めします。
利用方法の詳細については触れませんが、JavaDocのようなタグをソースコード中に書き込み、XDocletを実行するだけで必要なファイル群が生成されます。手動で行うのに比べて作業効率が劇的に向上します。XDocletの使い方を覚えるのには半日もあれば十分だと思います。
この便利なツールをよりスムーズに利用するための環境をJBoss Eclipse IDEは提供します。元々JBossのためというよりはXDocletのためのプラグインとして開発がスタートしたことを考えれば当然といえます。また、JBoss上にデプロイしたアプリケーションのデバッグをスムーズに行うための機能も備えています。
JBoss Eclipse IDEの最新リリース版であるバージョン1.4.1では、XDocletが標準で対応しているタグしか利用することができませんが、次期バージョンの1.5では以前の連載や先ほど説明したJBoss AOP、Hibernate、jBPM、EJB 3.0等に対応する予定になっています。
JBoss Inc.が提供している製品の先進機能を利用する上での煩わしい作業が自動化によってかなり軽減されますので、今後ますます必須のツールになっていくと思われます。
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著者プロフィール
株式会社ダイテックＣ＆Ｄ 高橋 康弘
入社以来Windowsを中心としたアプリケーション開発に従事。2000年頃からJavaを扱うようになり、2年ほど前からオープンソースを利用したシステム開発を開始。最近はJBoss＋オープンソースの組み合わせでWEBアプリケーション開発に携わることが多い。
資格：JBoss認定コンサルタント
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