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| 受講の感想 | ||||||||||
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まず自分の体験からいえることは「1回で確実に合格したければ、講習は受けるべき」ということです。 今回、幸運にも合格できましたが、講習を受けずに認定試験のみの受験だったらどうかと考えると、やはり合格するのは難しかったといわざるを得ません。認定試験のみを受験する方の合格率がどのくらいかはわかりませんが、1回目での合格率はかなり低い数字ではないのでしょうか。 講習と認定試験はセットで考えたほうがよいと思います。もちろん、講習の中で自分がすでに知っていることも当然でてくるでしょうが、それらの復習もできると同時に知らない分野の知識を広げることが可能です。 筆者はシステム管理の経験がなく、何でもCUIで操作するため、管理系のコマンド、X Window Systemなどがまったくダメでしたが、今回の講習でとっかかりをつかむことができました。 また認定試験と同じ会場で同じマシンを事前に触ったことがあるということは、試験というプレッシャーのかかる環境の中で大きなアドバンテージだと思います。 |
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| アドバイス | ||||||||||
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おこがましいようですが、RHCE認定試験を受験する方へ今回の筆者の体験から以下のことをアドバイス差し上げたいと思います。 これはRHCE認定試験のみならず世の中の試験という試験にあてはまるのでしょうが、時間を有効に使うことは大切です。午前の問題はそうでもないかもしれませんが、午後の問題は時間的に余裕がなくなる可能性が非常に高いと思われます。 わからない問題に時間を取られるよりは簡単な問題、わかる問題から解いたほうが時間を有効に使えます。ただし、午前の必須問題は(必須なので当たり前ですが)何が何でも先に解いてください。マシンのリブートに要する時間も決して少なくありません。 またRHCE認定試験の勉強をする際は、簡単なネットワークサーバ程度は書籍/Webサイトを参照せず、"man"コマンドのマニュアルのみで構築できるようにしたほうがよいと思います。認定試験では当然、書籍などを参照することはできません。頼りにできるのは自分の頭とmanコマンドのみです。manコマンドを使いこなせるかどうかは非常に重要です。 |
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| 今後のロードマップ | ||||||||||
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RHCT/RHCEの上位資格としてRHCA(Red Hat Certified Architect)が用意されています。レッドハットのトレーニングコースカタログによるとRHCAは「複雑な大規模エンタープライズコンピューティング環境向けのLinuxおよびオープンソースアーキテクチャの設計と管理に必要なスキルを証明するための資格」だそうです。RHCAとして認定されるには以下の5つの試験に合格する必要があります。
表:RHCAとして認定されるために合格する必要がある5つの試験 RHCEと同様に各試験について4日間の講習が用意されており、それを受講してから試験に臨むこともできます。 2005年11月現在、日本においては提供されていないコースもあるようですので、詳細はレッドハットにご確認ください。 |
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| エピローグ | ||||||||||
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12月22日に待ちに待った認定証が届きました。一足早いクリスマスプレゼントです。同封されているアクリル額に入れると立派に見えます。 ![]() 認定証 振り返ってみると、講習が進むにつれ内容が難しくなるのに、試験の日にちが迫ってくるというジレンマを抱え、かなりバタバタした5日間でしたが、やはりLinuxのことを勉強することは楽しかったですし、充実した時間でした。このような機会をいただきましたレッドハットとシンクイットには感謝したいと思います。 しかし最後に重要な点を忘れていました。RHCEは取得したOSのバージョンによって現行(カレント)と非現行(インカレント)に区別され、その詳細は (http://www.jp.redhat.com/training/FAQ/faq.html#12)で確認することができます。 筆者の場合はRed Hat Enterprise Linux 4で取得したので、Red Hat Enterprise Linux 6がリリースされるとインカレントになってしまいます。資格自体の有効期限ではないので失効するわけではありませんが、取得したバージョンが古いとやはり資格としてのアピール力は乏しくなります。またいつか同じプレッシャーを味わなければならないのかと思うと今から頭が痛くなります。同じ試験を受けるのもなんですから上を狙いますか。「やっぱりRHCAでしょう!」 |
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