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RHCE受験体験記
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第3回:RHCE合格指南 - 後編
著者:シンクイット  三野 崇文   2006/1/10
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5日目(10月28日/認定試験)

   とうとう試験当日になってしまいました。この4日間の成果が試されます。"最後の審判"というところでしょうか。筆者が行けるのは天国なのか、それとも地獄なのか・・・。
試験について

   試験時間は9:30 〜 16:30でお昼に1時間30分の休憩があります。午前/午後とも早く終了した場合には途中で退出することが可能です。

   認定試験を受験する際には試験の内容を外部に漏らさない旨の誓約書にサインをする必要があり、サインをしないと試験を受けることができません。そのため、体験記を銘打っておきながら非常に心苦しいのですが、認定試験の内容に関することをここで書くことはできません。

   IT系の資格試験は個々人が別々のブースで任意の時間で行う形態のものが多いのですが、RHCE認定試験は複数人数が同じ部屋で同一の時間に行う形式の試験です。他の受験者の方の緊張感が伝わってきて独特の雰囲気がありました。

   無我夢中で問題に取り組み、あっという間に試験時間が過ぎてしまいましたが、振り返ってみると結構ハードな1日でした。午前の問題は途中で採点をお願いすることができるので、どのくらいの出来かはある程度の予想がつきます。

   午前については自信があったのですが、午後の問題はちょっと不安が残りました。問題はすべて解くことができ、解答も検証したつもりですが、「大丈夫だろう」と思ったのに不合格というのは試験ではよくある話です。あとは「神のみぞ知る」というところでしょうか。

   ひとまず5日間のコースがすべて終わりました。結果が気になりますが、まずはここまで頑張った自分に「お疲れさん!」


試験結果

   試験から5日後の深夜に米レッドハットから待ちに待ったメールが届きました。

Dear Mino Takafumi:

The results of your RHCE Certification Exam are reported below. The RHCE Certification Exam allows candidates to qualify for the Red Hat Certified Engineer (RHCE) and Red Hat Certified Technician (RHCT) certificates. Please note that the RHCE designation is understood to both include and supersede the RHCT designation.

SECTION I:    TROUBLESHOOTING AND SYSTEM MAINTENANCE
RHCE requirements:  completion of compulsory items(50 points)
                    overall section score of 80 or higher
RHCT requirements:  completion of compulsory items(50 points)

Compulsory Section I score:      50.0
Non-compulsory Section I score:  40.0
Overall Section I score:         90

SECTION II: INSTALLATION AND CONFIGURATION
RHCE requirements: score of 70 or higher on RHCT components(100 points)
                   score of 70 or higher on RHCE components(100 points)

RHCT requirement:  score of 70 or higher on RHCT components(100 points)

RHCT components score:           100.0
RHCE components score:           96.4

RHCE Certification:              PASS

Congratulations -- you are now certified as a Red Hat Certified
Engineer!

(中略)

Thank you very much for your interest in Red Hat Enterprise Linux!

Red Hat Certification Central

   "RHCE Certification: PASS"という行があり、どうやら合格のようです。「やった。合格だ!」というよりは「ホッとした…」というのが正直なところでしょうか。やはり10万円のプレッシャーが効いたようです。

   午前中の問題では致命的なミスをしてしまい、どうしても1つ問題を解くことができませんでしたが、どんなミスをしたのかは恥ずかしくてとてもここでは書けません。午後は96.4point/100pointでなかなかの点数でしょうか。とにかく受かってめでたし、めでたしです。

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株式会社シンクイット  三野 崇文
著者プロフィール
株式会社シンクイット  三野 崇文
C言語のプログラマ、ネットワークエンジニアの経験を経て、シンクイットにて現職。プログラマ時代にアキアのノートPCにTurbolinuxをインストールして、ノートPCでUNIXクローンのOSが動くことに感動。前職でLinuxのサポートプロジェクトに参加したことにより、一時冷めていたLinux熱が再燃。それがきっかけで転職し、現在に至る。


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