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OSDS
教育現場におけるオープンソース実証実験

第6回:実証実験のまとめ
著者:三菱総合研究所  比屋根 一雄   2005/10/27
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2005年度の学校OSS推進事業

   学校教育現場におけるデスクトップOSS環境の導入実証実験は、実施主体が2005年度よりIPA(情報処理推進機構)から、より活動内容が学校教育に近いCEC(コンピュータ教育開発センター)に移りました。

   岐阜県・つくば市の2地域は2004年度の実証実験を継続・発展させる予定であり、2005年度は岡山県総社市と京都府京田辺市が実証実験に加わりました。これらの実証実験の成果はCECのホームページで随時公開される予定となっていますのでご期待ください。
財団法人 コンピュータ教育開発センター Eスクエア・エボリューション「Open School Platformプロジェクト」
http://www.cec.or.jp/e2e/


まとめ

   本実証実験では、OSSデスクトップ環境が学校において十分に実用性があることを実証できましたが、OSS普及に向けた技術的課題や学校の構造的な問題も明らかになりました。今後はこれらの課題の解決を進めると同時に、学校へのOSS導入実証実験も拡大していきます。より多くの学校でより多くの教員・児童・生徒たちにOSSを利用していただけるように、これからも努力し続けなければならないと考えています。

   最後に、様々な事例紹介も含めた、本実証実験の成果を公開したWebサイトを再掲します。

2004年度「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験」
http://www.ipa.go.jp/software/open/2004/stc/mri/index.html


謝辞

   2004年度「学校教育現場におけるオープンソースソフトウェア活用に向けての実証実験」は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の2004年度オープンソースソフトウェア活用基盤整備事業に係る委託業務として実施されました。IPAおよび実証実験参加各社の方々、岐阜県・つくば市の教育委員会、学校の先生方など多数の方々にご協力いただき、深く感謝致します。

   また本実証実験の成果について、本連載で述べたことも一部含めて一般書籍として発売します。OSS導入のメリットや導入事例、導入時の検討のポイントなどを教育関係者向けにわかりやすく解説したものですので、是非お読みください。

学校にオープンソースを導入しよう! −オープンソースソフトウェア導入の意義と方法−

学校にオープンソースを導入しよう! −オープンソースソフトウェア導入の意義と方法− 編著者:独立行政法人 情報処理推進機構
判型・ページ数:A5判、80ページ(表紙別)
価格:500円+税
発行所:アスキー
ISBN:ISBN4-7561-4676-7
店頭発売日:2005年10月18日
   本編はここで終わりますが、実施報告書を作成するにあたっての苦労話を付録編として紹介します。

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株式会社三菱総合研究所 比屋根 一雄
著者プロフィール
株式会社三菱総合研究所  比屋根 一雄
情報技術研究部  主席研究員
1988年(株)三菱総合研究所入社。先端情報技術の研究開発および技術動向調査に従事。最近は「OSS技術者の人材評価調査」「日本のOSS開発者調査FLOSS-JP」「学校OSSデスクトップ実証実験」等、OSS政策やOSS技術者育成に関わる事業に携わる。著書に、「これからのIT革命」、「全予測情報革命」、「全予測先端技術」(いずれも共著)などがある。「オープンソースと政府」週刊ITコラム「Take ITEasy」を主宰。


INDEX
第6回:実証実験のまとめ
  OSS普及を阻害する学校ITサポートの構造的問題
2005年度の学校OSS推進事業
  付録編:OpenOffice.org 2.0betaで作成した報告書