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第3回:Javaの開発環境Eclipseを使いこなす!

2007/8/9
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Javaの開発の下地を確認するために

   Javaアプリケーションの開発環境において、Eclipseはほぼ標準的な開発環境として幅広く利用されている。普段使いなれているはずのEclipseだが、じっくりと調べればまだまだ便利な機能やテクニックがたくさんあるはずだ。そこで今回はEclipseに注目し、これまでThinkITで掲載してきたEclipseに関する連載を紹介しよう。ここで、あなたの理想とする開発環境を構築すべく、じっくりと読んで欲しい。
Eclipseを習得するノウハウを学ぶ
Eclipseの可能性に触れる
Eclipseのテスト環境を体験する
JavaアプリケーションでBIツールを狙え
まるごとEclipseでEclipseの達人を目指す


Eclipseの可能性に触れる

   皆さんもご存じのように、現在のJavaにおける統合開発環境の市場では、Eclipseが広く利用されている。この連載ではEclipseのメリットやデメリット、実際のアプリケーション開発の手順からノウハウまでを総合的に解説している。Eclipseを使ったことがある人もない人も、おさらいのつもりで目を通してみてはいかがだろうか。

Eclipse 3.2とCallisto Eclipse 3.2とCallisto
第1回:より洗練されたEclipse 3.2がついにリリース
著者:ビーブレイクシステムズ  川崎 博之

はじめに

   Javaの標準的なIDE(統合開発環境)となったEclipseですが、バージョン1.0がリリースされてから6年目を迎え、インターフェースや機能も洗練されて成熟期を迎えています。先月には、新バージョンであるEclipse 3.2とあわせてCallistoもリリースされ、より利用しやすい状況が整ってきました。本連載では、Eclipse 3.2の新機能と新たな取り組みであるCallistoについて解説していきます。

Callisto

   次に、Eclipseの新たな取り組みであるCallistoについて説明します。Callistoとは、複数のプロジェクトを統合リリースすることで、各プロジェクトの開発の効率化と開発者がより容易にEclipseを利用できるようにすることを目的としたプロジェクトです。

   Callistoにより、利用者は目的に応じて必要なプラグイン群を簡単に利用できるようになり、今までのように依存関係を考慮しつつ必要なプラグインをインストールしていくという手間を省くことができます。

徹底比較!! Eclipse & NetBeans 5 徹底比較!! Eclipse & NetBeans 5
第1回:NetBeans 5の登場
著者:ビーブレイクシステムズ  山下 広人

はじめに

   本連載では「徹底比較!! Eclipse & NetBeans 5」と題して、2006年1月31日にリリースされたNetBeans 5.0とEclipseを比較します。NetBeansは最初Forteという製品として、Sun Microsystemsが開発していたものです。それがオープンソースとして寄与され、現在はNetBeans.orgが主体となって開発が進められています。現在Sun Miccrosystemsが販売しているSun Java Studio CreatorもNetBeansがベースとなっています。

   一方、EclipseはJavaの開発環境としてはデファクトスタンダードの地位を確立しています。読者の多くも開発環境としてEclipseを利用されていることでしょう。果たして使い慣れた環境を捨て、NetBeansに移行するメリットはあるのでしょうか。本連載ではNetBeansの機能を紹介しながら、双方のメリット・デメリットについて解説していきます。

GUIビルダー「Matisse」

   Javaで画面を開発する場合には主にSwingを使用しますが、Swingを用いた開発をされたことがある方は苦労したかと思います。GUIの開発ツールとしてはEclipseのVisual Editorを思い浮かべる人が多いと思いますが、Visual Editorはそれほど高性能とういわけでもないために使い勝手があまりよくありません。

   NetBeans 5.0のGUIビルダー「Matisse」は、Visual Basicライクにコンポーネントを配置することができ容易に画面を作成することができます。

Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発
第1回:Eclipse3の概要とインストール
著者:宮本 信二

Eclipseとは

   Eclipseは、Eclipse Foundation(http://www.eclipse.org/)で開発されている、オープンソースのIDE(統合開発環境)です。優れた機能を持つIDEを無償で利用できることで、現在のJava IDE市場で、Eclipseは最も広く利用されています。Eclipseの特徴を理解する上でメリットおよびデメリットを列挙します。

   Eclipseは非常に優れた基本機能を持っていながら、軽快な動作が可能です。また、プラグインにより容易に機能拡張ができるうえ、Java以外の開発環境としても使うことができます。

ビューとエディター

   Eclipseのウィンドウ全体は「ワークベンチ」と呼ばれます。サブウィンドウがいくつかありますが、これらは「ビュー」あるいは「エディター」と呼ばれるものです。エディターは主にファイルを編集するためのサブウィンドウ、ビューは主に種々の情報を閲覧するためのサブウィンドウです。Javaパースペクティブ(上の画面、説明は後述)の初期状態では、左側にファイルをツリー表示する「パッケージ・エクスプローラビュー」、右側にクラス内の構造を表示する「アウトラインビュー」、下側にエラーをリストする「問題ビュー」が配置されています。また真ん中にJavaファイルを編集する「Javaエディター」が配置されています。

Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供 Eclipse WTPによる標準開発ツールの提供
第1回:Eclipse WTPの概要とインストール
著者:ビーブレイクシステムズ  富岡 隆幸

はじめに

   Eclipse WTPという言葉をはじめて聞く方もいると思いますが、WTPはWeb Tools Platformの略であり、Web/J2EEの開発ツールと、それらを共通のインターフェースから利用できるようにするフレームワークをまとめて提供するEclipseのプロジェクトです。開発ツールとしてのEclipseプラグインはたくさん存在している中、Eclipse WTPは何の役に立つのだろうと思った方もいると思います。そこで本連載では、「Eclipse WTPとはいったい何のか」「従来のプラグインとは何が違うのか」「これからデファクトスタンダードとして普及していくものなのか」といった観点から解説していきます。

ゴールは、Web/J2EEの開発における標準開発ツールの提供

   WTPはWST(Web Standard Tools)とJST(J2EE Standard Tools)の2つのサブプロジェクトから構成されるEclipseのトップレベルプロジェクトであり、Web/J2EEアプリケーションの開発用ツールを提供しています。IBMとObjectWebによりコードが提供され、それらがベースとなって開発が進められています。WST(Web Standard Tools)プロジェクトがカバーするのは、J2EEに依存しないWeb系システムの開発に共通的に使われる部分で、HTML、XML、SQLなどといった部分になります。一方、JST(J2EE Standard Tools)プロジェクトは、J2EEに特化した部分であるServlet、JSP、EJBなどといった部分になります。

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