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Ruby on Rails入門
Ruby on Rails入門

第7回:Linux環境で動作させよう
著者:DTS  桐山 雄大   2006/7/5
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はじめに

   最終回の今回は、これまでRuby on Rails(以下、Rails)で作ってきたアプリケーション「アドレス帳」をLinux環境で動作させます。本連載では占有サーバ上に環境を構築するという前提で解説していきます。

   現状においてRailsアプリケーションを公開するためのハードルはかなり高いといわざるを得ません。なぜならばRailsに対応しているレンタルサーバがほとんど存在しないからです。しかし今後Railsアプリケーションが増え、ユーザからの要望が高まれば状況は変わっていくでしょう。

環境の選定

   Railsアプリケーションを動作させるためのミドルウェアは多数存在しており、いずれも長所と短所を持っています。それらの特徴を踏まえた上で、どのような環境を構築するのかについて決定していきましょう。

   まずLinux環境を構築するために必要なソフトウェアについて、代表的なものを表1に紹介します。

ソフトウェア一覧
表1:ソフトウェア一覧
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大表示します)

   次に表1のソフトウェアを組み合わせて環境を構築する際の例を表2に示します。

Pound + Mongrel + Apache
比較的大規模向けの構成となります。前面にリバースプロキシを配置し、静的コンテンツはApacheに、動的コンテンツはMongrelに割り振るイメージです。必要に応じてサーバ数を増やすことができ、冗長性・拡張性に優れています。

LiteSpeed
静的コンテンツをLiteSpeedのHTTPサーバ機能を用いて処理して、動的コンテンツはLiteSpeedのLSAPIを利用して処理します。実績不足ということもあり不安のある構成ですが、単一のミドルウェアで構成できるため、「管理が容易」「パフォーマンスに優れる」などの点は魅力的です。

Apache + FastCGI/SCGI
いわゆる「枯れた」構成です。Railsアプリケーションを動作させる環境としてはもっとも実績があり、無難な構成となります。

表2:ソフトウェアの組み合わせの例

   本連載では表2にあげた中でもっとも安定している「Apache + SCGI」の構成について解説していきます。

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株式会社DTS  桐山 雄大氏
著者プロフィール
株式会社DTS  桐山 雄大
技術部所属。システム基盤の環境構築・運用設計業務を経て、現在は新規ビジネス創生に携わる。Ruby on Rails上に構築したオープンソースのCMS「Rubricks」(http://rubricks.org/)のコミッタ。


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INDEX
第7回:Linux環境で動作させよう
はじめに
  ミドルウェアの導入と設定
  Railsアプリケーションの展開
Ruby on Rails入門
第1回 Railsが注目されている理由
第2回 すぐできるアプリケーション作成
第3回 アーキテクチャと検索機能の追加
第4回 Railsでテストをしてみよう
第5回 Ajaxアプリケーションの作成
第6回 プラグインでさらに生産性アップ
第7回 Linux環境で動作させよう
徹底比較!!Ruby on Rails vs Javaフレームワーク
第1回 O/Rマッピング
第2回 JSFとRailsで比較(前編)
第3回 JSFとRailsで比較(後編)
第4回 DIコンテナとの比較
第5回 テストフレームワーク
第6回 RailsとGrailsの比較(前編)
第7回 RailsとGrailsの比較(後編)