分類 名称 特徴
HTTPサーバ Apache HTTPサーバのデファクトスタンダードです
lighttpd Apacheよりも軽く、柔軟性が大きいのが売りのHTTPサーバです
LiteSpeed httpd.confや.htaccessを理解するため移行が容易で、その上でApacheよりも高速であるという特徴があります。また、LSAPIという独自のCGI APIやリバースプロキシ機能もあわせ持つなど多機能です
Apacheモジュール mod_ruby ApacheのプロセスがRubyインタプリタを内包して直接解釈・実行ができるようにするためのプラグインモジュールです。すべてのプロセスがApacheの実行ユーザ権限で動作することになるため、占有サーバではセキュリティ上の問題があるという欠点があります
Rubyアプリケーションサーバ WEBrick Rubyが実行可能なHTTPサーバです。Pure Rubyで構成されるためRubyから自在に起動することができるため、開発環境として重用されています。運用環境で利用するには実行速度がネックとなります
Mongrel コア部分をC言語にすることで高速化をはかったものです。クラスタリングなどの実装があり、開発にも運用にも利用できることを狙って開発されています
CGI常駐化 FastCGI CGIをHTTPサーバとは別のプロセスとして動作、常駐させることでリクエストごとの起動コストをなくすことができます。FastCGIとSCGIは非常に似ていますが、SCGIの方が比較的シンプルな設計になっています
SCGI
リバースプロキシ pound シンプルなリバースプロキシ/ロードバランサです。導入や設定が容易ですがコンテンツキャッシング機能がないためリクエストはすべてバックエンドに転送されます
squid プロキシサーバのデファクトスタンダードといえるソフトウェアです。リバースプロキシに特化したPoundに比べると設定は複雑になりますがコンテンツキャッシング機能を利用できるという利点もあります

表1:ソフトウェア一覧