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ZABBIXエージェントの拡張機能
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これまでに説明した通り、ZABBIXエージェントの機能を用いることで、OSの基本的な監視を行うことができます。今回はZABBIXエージェントに標準で含まれていない監視や、アプリケーション固有の監視を行う方法を紹介します。
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MySQLの監視
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ZABBIXのデフォルトの監視テンプレートに、MySQLの監視項目が存在することに気づいている方もいるでしょう。実は、このMySQLに関する監視項目は、これまでに説明したインストール手順では有効になっておらず、アイテムで設定を行っても監視することができません。
ここでは、このMySQL監視を有効にする手順を説明します。
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ZABBIXエージェントの設定を変更
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MySQLの監視を行うためには、/etc/zabbix/zabbix_agent.confの一番最後に記述されている、以下の行のコメントアウトを外します。

(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
なお、この設定ではMySQLのrootユーザにはパスワードが設定されていないことを前提としています。
設定を有効にするために、以下のコマンドを実行してZABBIXエージェントを再起動します。
# /etc/init.d/zabbix_agentd restart
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MySQL_tテンプレートの設定を変更
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さらに、デフォルトでインストールされているMySQL用のテンプレート「MySQL_t」のアイテム設定も変更する必要があります。このテンプレートには6つの監視項目が含まてれいます。それぞれのアイテムのKeyを以下のように変更してください。
アイテム名 |
Key(変更前) |
Key(変更後) |
MySQL is alive |
mysql[ping] |
mysql.ping |
MySQL number of slow queries |
mysql[slowqueries] |
mysql.slowqueries |
MySQL number of threads |
mysql[threads] |
mysql.threads |
MySQL queries per second |
mysql[qps] |
mysql.qps |
MySQL uptime |
mysql[uptime] |
mysql.uptime |
MySQL version |
version[mysql] |
mysql.version |
表1:アイテムのKeyの設定
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著者プロフィール
ZABBIX-JP 寺島 広大
システムインテグレーション、ネットワーク運用管理を経験後、現在は某Linuxディストリビュータに勤務。顧客の監視システム構築の際にZABBIXを知り、仕事の傍らZABBIX-JP Webサイトの作成、管理を行っている。
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