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高性能なオープンソース全文検索システム「Ludia」
第7回:全文検索を企業向けミッションクリティカルに
著者:
NTTデータ 加納 寿浩
2007/3/16
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Ludiaの可用性向上
今回でいよいよ、Ludiaを紹介する連載も最終回となりました。Ludiaは単独で用いることもできますが、企業内でさらに重要な業務用途に適用するためには、可用性の向上なども考慮する必要があります。
そこで今回は、PostgresForest Suiteを構成する各パッケージを活用し、どのようにLudiaの機能を拡張できるか説明します。各システムの要件に応じて、必要なパッケージをあわせて活用してください。
Ludiaバージョン1.0公開
昨年10月の初公開以来、開発を続けてきたLudiaですが、3月2日にバージョン1.0を公開しました。主な変更点は以下の通りです。
PostgreSQL8.2、Senna1.0.1に対応
新しいPostgreSQLのメジャーバージョンであるver.8.2に対応しました。また、Ludiaで活用している全文検索エンジンのSennaもver.1.0.1が公開されましたので、対応しています。
Snippet API対応
検索したキーワードの周辺を抜き出し、キーワードを修飾することができるSnippet機能を追加しました。
以下は、既存の機能の改善になります。
シーケンシャルスキャンの改良
インデックスキャッシュの改善
インデックス情報取得
なお、バージョン1.0ではWindows対応も実施する予定でしたが、技術的な課題から延期しています。
PostgresForest Suite
PostgresForest SuiteはPostgreSQLに対し、以下の機能拡張を実現するOSSを有機的に取りまとめた統合データベースソリューションです。PostgresForest Suiteに関する情報は以下のページより入手可能です。
PostgresForest Suite
http://www.nttdata.co.jp/services/postgresforestsuite/
PostgresForest Suiteは、以下のOSSから構成されます。
PostgresForest Core(高可用性、性能向上)
Ludia(日本語全文検索機能)
PostgresForest ETL(ホストコードにも対応したシンプルETL)
表2:PostgresForest Suiteの構成
PostgresForest CoreとPostgresForest ETLは、Ludiaと同様にNTTデータで開発されたOSSです。PostgresForest Coreは、以下のサイトからダウンロードできます。
PostgresForest Core
http://www.nttdata.co.jp/services/postgresforest/
PostgresForest ETLは開発が完了し、近日の公開に向けて準備中です。
以降、Ludiaを導入しているシステムの視点で、どのような機能拡張を実現できるか説明していきます。
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著者プロフィール
株式会社NTTデータ 加納 寿浩
日本でも有数の大規模システム更改プロジェクトに企画段階からサービス開始まで従事。主にメインフレーム上のデータベース性能対策を行う。その後、該当システムのオープン化検証にて、オープン系DBMSの評価を行った。2005年から現職。Ludiaプロジェクトの立ち上げを行う。
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第7回:全文検索を企業向けミッションクリティカルに
Ludiaの可用性向上
PostgresForest Core
PostgresForest ETL