TOP業務システム> 月間ダウンロード数1万件以上のSNSエンジン「OpenPNE」




OpenPNE
はじめてのOpenPNE - 社内SNSの意義と活用方法

第2回:オープンソースのSNSエンジン「OpenPNE」とは

著者:アウラント  大越 肇   2007/4/2
1   2  3  次のページ
月間ダウンロード数1万件以上のSNSエンジン「OpenPNE」

   「第1回:最新SNS事情」では、現在のSNSを取り巻く状況を解説した。今回は、その中から月間ダウンロード数が1万件以上にのぼるオープンソースのSNSエンジン「OpenPNE」について解説していく。
OpenPNEをオープンソースにした理由

   2005年夏頃、手嶋屋(当時は有限会社)がmixiをリスペクトして、自らSNSエンジンを開発したのがOpenPNEのはじまりである。手嶋屋は、このOpenPNEを利用したSNS構築とコミュニティの運用をサポートする会社だ。

   企業のソフトウェア開発は、ソースコードなどのファイルを開示せずに行うクローズドな手法を取ることが一般的だ。しかし、手嶋屋はOpenPNEのソースコードを公開した。なぜオープンソースにしたのだろうか。

   手嶋屋 代表取締役 手嶋 守氏は、同社のWebサイトの中で「手嶋屋が、自社のリソースをできるだけ公開するようにしているのも、より多くの優秀な人たちと一緒に開発がしたいと考えているからです」と述べている。これがまさに「OpenPNE」をオープンソース化した理由であるといえる。

   つまり、多くの人々が関わることによって、例えば不具合の報告や新しい機能の提供などがなされていき、より洗練されたSNSのエンジンができあがるということである。通常のソフトウェアと違うオープンソースの開発手法によって、OpenPNEの信頼性は高まっているのである。


開発・運用コミュニティの形成

   OpenPNEには、その開発者達が意見交換するためのSNSがある。それが完全招待制のSNS「OpenPNE.jp」である。

OpnePNE.jpのログインページ
図1:OpnePNE.jpのログインページ
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

OpnePNE.jp
http://openpne.jp/

   このSNS内において、OpenPNEに関する質問や課題を、開発者同士で解決しているのである。すでに1年以上運用されているSNSであるため、そこにはかなりのノウハウが蓄積されているといっていいだろう。加えて、このSNSでは最新バージョンの情報についても随時、紹介されている。

   また、OpenPNEによるSNSの構築の際に、何かトラブルが発生してもOpenPNE.jp内で質問すれば、先人たちがやさしく答えてくれるので、はじめてOpnePNEに触れる方は1ユーザとして利用するだけでも、このコミュニティに参加することをお勧めする。


OpenPNEのライセンス

   当初は、GPLによって公開されていたため、使用者はソースコードの開示が必要だった。現在ではPHPライセンスに変更になり、独自にカスタマイズした機能などのソースコードを公開する必要はない。例えば、オリジナルの機能を作成して、その部分を新たなサービスとして、クローズドソースで販売することもできる。

1   2  3  次のページ


合同会社アウラント 大越 肇
著者プロフィール
合同会社アウラント  大越 肇
2006年5月11日(大安)に会社設立。前職よりSNS企画・開発・運営にプロジェクトマネージャーという立場で携わる。現在は、Web上のコミュニティに関する企画や要求開発から運用・運営までの業務に携わりつつ、大学の教壇に立つこともある。

アウラント
http://www.owlant.com


この記事の評価をお聞かせください
ボタンをクリックしますとウインドウが開きます。

INDEX
第2回:オープンソースのSNSエンジン「OpenPNE」とは
月間ダウンロード数1万件以上のSNSエンジン「OpenPNE」
  OpenPNEは個人でも立ち上げられる
  OpenPNEで利用できる管理者の機能
はじめてのOpenPNE - 社内SNSの意義と活用方法
第1回 最新SNS事情
第2回 オープンソースのSNSエンジン「OpenPNE」とは
第3回 SNSの導入効果を明確にする
第4回 各社員の知を引き出すSNS設定
第5回 続、SNS運用のコツ
第6回 社内SNSを広める勘どころ
第7回 最強の人材データベースが構築するSNS
第8回 社内ポータルの弱点を克服するSNS
関連記事
Know HowからKnow Whoへ 〜社内SNS構築指南
新しいSNSのカタチ
Webビジネスの現在と未来