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はじめてのOpenPNE - 社内SNSの意義と活用方法 |
第2回:オープンソースのSNSエンジン「OpenPNE」とは
著者:アウラント 大越 肇 2007/4/2
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OpenPNEで利用できる管理者の機能
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SNSをはじめる上で、必要な設定や運用上の機能が管理者の画面から設定できる。ここではその一部を紹介する。
- SNSサイトの基本設定
- SNSの名前、PC・携帯版の使用、SNSのキャッチコピーなど、SNSをはじめる上で必要となる基本的なものを設定できる。
- プロフィール項目の設定
- 会員が登録するプロフィール項目の追加・変更・削除ができる。社内で使う場合には、グループ名や部署名、保有資格の他にも部活やサークル、よく読む雑誌などの項目の設定も可能である。
- コミュニティカテゴリの設定
- ユーザがどのようなコミュニティを作るかを決めるのがコミュニティカテゴリである。SNSのテーマにそったコミュニティが生まれるようなカテゴリを作るとよいだろう。
- デザインのカスタマイズ
- ログイン画面などのスキン画像の作成やSNSの配色を設定することができる。
表2:管理者側の機能
他にも不謹慎な画像の削除やSNSからのお知らせメールの文言を変更する機能がある。このように運用する上で必要な機能は揃っており、ソースファイルに直接触れる必要性は少ないため、大きなカスタマイズをしなくても利用できるのがメリットである。
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頻度の高いバージョンアップ |
OpenPNEは約3ヶ月に1度、大きなバージョンアップをしている。この時にOpenPNEを使用している人達から要求のあった機能を追加している。この3ヶ月という短期間でのバージョンアップもOpenPNEの大きな特徴だ。
またバージョンアップの内容は、先ほど紹介したOpenPNE.jp内の安定版改定履歴で確認することができる。
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OpenPNEを使ったSNS |
OpenPNEの情報サイトには、様々なSNSに活用されている例が紹介されている。
例えば、開設日時順に地域SNSを掲載している地域SNS研究会Wikiを見ると、様々なSNSエンジンがあるが、OpenPNEの文字がいくつもある。
このようにOpenPNEによるSNSの構築は確実に増えている。
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次回は |
OpenPNEはPHPライセンスで自由にダウンロードができ、短期間でのバージョンアップで機能が増え、様々な分野で使われてはじめているのが現状だ。そのOpenPNEを「社内で使ってみたい」「使いはじめたけど、どうしたらよいのかわからない」という要望が高まりつつある。そこで次回は、OpenPNEを社内SNSとして利用する手法について解説していく。
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著者プロフィール
合同会社アウラント 大越 肇
2006年5月11日(大安)に会社設立。前職よりSNS企画・開発・運営にプロジェクトマネージャーという立場で携わる。現在は、Web上のコミュニティに関する企画や要求開発から運用・運営までの業務に携わりつつ、大学の教壇に立つこともある。
アウラント http://www.owlant.com
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