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【バグ管理の作法】Trac徹底活用!

【バグ管理の作法】Trac徹底活用!

第1回:なぜバグ管理システムを使うのか?

著者:シンクイット編集部

公開日:2007/12/6(木)

バグ管理システム(BTS)とは

12月の特集「バグ管理の作法」の木曜日では、バグ管理システム(BTS:Bug Tracking System)に焦点をあてる。バグ管理システムの基本的な部分から解説し、「Trac」を題材に、チケット管理から運用方法、subversionとの連携まで解説していく。第1回ではBTSの基本を押さえていこう。

BTSとは、ソフトウェア開発において発生するコード上のバグを管理するシステムである。バグの管理は、Ecelや紙で行っているプロジェクトもある。しかし、近年ではこのBTSが利用されてきている。まずは、BTSが利用されるようになった背景をみていこう。

なぜBTSか

近年のソフトウェア開発においては、バグを漏らさず修正することが重要である。バグを漏らさず修正するには、その管理が求められる。特に発見されたバグが修正されずに残ったままリリースされたのでは意味がない。

発見されたバグを1つ1つすべてつぶしていくことができれば問題はない。しかし、現在のソフトウェアは、そのソースコードの膨大さや他のソフトウェアとの連携により、バグの数が増えており、すべてのバグの状況を知ることが難しくなってきている。また多人数のチームによる開発がメインとなっているため、誰がバグを修正するのか、またはバグの修正中なのか、それとも修正が終わっているのか、というタスクの情報が見えにくくなっている。

BTSが求められる背景
  • プログラムの肥大化によって、バグの数が増加
  • 多人数によるチーム開発における、情報共有の必要性
  • 修正漏れを防ぐため、バグの対応状況を把握

なぜBTSか?

これらの情報を把握しておかないと、結果としてバグの修正漏れや修正の重複によるコストが発生してしまう。引いては連載「バグ管理のノウハウ」でも紹介したように、大きな事件にまで発展することがある。

そのため、バグの発見された(発生した)日時やその内容、担当者、履歴、重要度、現在の進行状況を管理するものが必要となる。

当然、これらの情報を管理するため、これまでもさまざまなアナログ的な方法が用いられていた。しかし、その管理が追い付かなくなり、ソフトウェアでバグを管理するBTSが生まれたのである。

では次にバグ管理の流れを見ていこう。 次のページ



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INDEX
第1回:なぜバグ管理システムを使うのか?
バグ管理システム(BTS)とは
  バグ管理の流れ
  Trac
【バグ管理の作法】Trac徹底活用!
第1回 なぜバグ管理システムを使うのか?
第2回 なぜTracの導入に失敗するのか?
第3回 チケットドリブン開発でバグ削減!
第4回 チケットとソースコードを連携せよ!
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