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【バグ管理の作法】Trac徹底活用!

【バグ管理の作法】Trac徹底活用!

第1回:なぜバグ管理システムを使うのか?

著者:シンクイット編集部

公開日:2007/12/6(木)

Trac

Trac(http://trac.edgewall.org/)はPythonで作成されたオープンソースソフトウェアのWebベースのBTSで、EdgeWall Software社
http://www.edgewall.org/)によって開発・保守されている。Wikiによる情報共有や、Subversionとの連携などに特徴がある。またバグの属性を含んだ「チケット」によって管理する。最新バージョンは0.10.4となる(2007年12月現在)。現在は修正BSDライセンスで配布されている。

Mantis

Mantis(http://www.mantisbt.org/)はKenzaburo Ito氏によって開発されたWebベースのオープンソースのBTSである。PHP、Webサーバ(Apache、IIS)、MySQLがあれば、Windows、OS/2、MacOS、UNIX互換OSで動作する。最新バージョンは安定版が1.0.8、開発版が1.1.0rc3である(2007年12月現在)。

その他にも


バグ管理に使われるプロダクト

などがBTSとして利用されている。

この中で1つピックアップしておきたいのがPapilioである。PapilioはEclipseのプラグインによって提供されているプロダクトだ。接続している端末同士でデータを同期して共有する形式である。オープンソースで公開されており、最新バージョンは0.8.1である(2007年12月現在)。

Tracを本格的に使おう

ここまでで、BTSについての基本事項はつかんでいただけたと思う。次回以降では、実際に「Trac」を題材に、BTSによる管理手法を紹介していく。

本連載では、2007年11月の人気ナンバー1連載「完全先取り! iPod touch開発」の著者masuidrive氏にご登場いただき、Tracの実践的な解説していく。次週12月13日(木)公開! タイトルへ戻る



INDEX
第1回:なぜバグ管理システムを使うのか?
  バグ管理システム(BTS)とは
  バグ管理の流れ
Trac