第1回:Webサーバの基本「Apache」 (2/4)

改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - ネットワークサービス編
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第1回:Webサーバの基本「Apache」

著者:日本ヒューレットパッカード  古賀 政純   2006/12/7
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Webサーバ設定のポイント

   Red Hat Enterprise Linux 4におけるhttpサーバの起動時に以下のようなメッセージが表示されることがあります。
# service httpd start
httpdを起動中: httpd: Could not determine the server's fully qualified domain name, using 127.0.0.1 for ServerName [ OK ]

   これは、ホスト名のFQDNが見つからないために表示されるメッセージです。この問題は、/etc/hostsファイルが次のように設定されている場合に発生します。

# cat /etc/hosts
# Do not remove the following line, or various programs
# that require network functionality will fail.
127.0.0.1               rhas4 localhost.localdomain localhost

   このケースでは、/etc/hostsの127.0.0.1のエントリに自ホスト名がFQDN以外の形式で記述されているためにメッセージが表示されるのです。この問題を回避するには/etc/hostsを修正し、127.0.0.1のエントリからホスト名を削除して適切なIPアドレスとホスト名、FQDNを定義します。

# vi /etc/hosts  
127.0.0.1 localhost.localdomain localhost 
172.16.0.6 rhas4.jpn.hp.com rhas4


Webサーバの動作確認

   一般的にWebサーバの動作確認はクライアント側からWebブラウザを使用し、Webサーバ上のHTMLドキュメントを開けるかどうかによって判断します。しかしWebブラウザには独自のキャッシュ機能があり、キャッシュされたWebコンテンツのデータを表示すると一見してWebサービスが動作していると勘違いしてしまうことがあります。

   したがって、Webブラウザによる動作確認に不安があれば、キャッシング機能のないテキストベースのWebブラウザ「links」を利用するという手段もあります。linksでWebページを表示するには、Webサーバ上に作成したHTMLドキュメントのURLをコマンドライン上から指定します。

   例えば、ホスト名が「rhas4」のWebサーバ上にある/var/www/html/ディレクトリ内にindex.htmlファイルを作成します。ここではテストとして「Hello Red Hat Enterprise Linux AS4/BL25p」と記述したindex.htmlファイルを用意しました。

   linksからこのWebページに接続するには、次のように作業します。なおサーバ名で接続するためには、ホストの名前解決ができていることが前提となります。もし名前解決ができていない場合には、IPアドレスを入力します。

# links -dump http://rhas4.jpn.hp.com/index.html ← コマンドラインからURLを指定してlinksを実行
Hello Red Hat Enterprise Linux AS4/BL25p ← Webページ中のテキストが表示される

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日本ヒューレット・パッカード株式会社 古賀 政純
著者プロフィール
日本ヒューレット・パッカード株式会社
古賀 政純

2000年よりUNIXベースのHAクラスタシステム及び、科学技術計算システムのプリセールスに従事。並列計算プログラミング講習会などを実施。その後、大手製造業及び官公庁系の大規模Linuxクラスタの導入、システムインテグレーションを経験。現在は、大規模エンタープライズ環境向けのLinuxブレードサーバ及びHP Serviceguard for Linux(HAクラスタソフトウェア)のプリセールスサポート、システム検証を担当している。毎日、Linuxサーバと寝食を共に(?)しています。


INDEX
第1回:Webサーバの基本「Apache」
 はじめに
Webサーバ設定のポイント
 ApacheのDigestによるログイン認証
 ユーザとパスワードを設定
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - ネットワークサービス編
第1回Webサーバの基本「Apache」
第2回3つのファイルサーバ「NFS & FTP & Samba」
第3回IPアドレスを管理する「DHCPサーバ」と通信の橋渡し「NATルータ」
第4回NATサーバに必要なファイアウォール設定とデータベースサーバ、メールサーバ
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - 管理ツール編
第1回現実路線のサーバ管理ソフトウェア
第2回手軽なWeb管理ツールと強力な専用ツール
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - サーバ編
第1回ブレードサーバとLinux
第2回HAクラスタとバックアップ
第3回データレプリケーションとWebサーバの構築の基本
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - インストール編
第1回Red Hat Enterprise Linuxの概要
第2回インストールの方法とサポート状況の確認
第3回インストールとNICの設定
第4回インストール後に行う設定
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 管理編
第1回外部ストレージの設定と運用について
第2回RHEL4におけるユーザ管理
第3回RHEL4におけるシステム管理とSIMについて
第4回RHEL4におけるOSのチューニング
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - バックアップ編
第1回オープンソースMondo Rescueによるバックアップ手法
第2回NetVault for Linuxを使ったバックアップ
改めて知っておきたいRed Hat Enterprise Linux 4 - クラスタ編
第1回LinuxでもHAクラスタ
第2回Serviceguard for Linuxでクラスタ環境の管理

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