『Androidアプリケーション技術者認定試験 ベーシック』

2012年6月9日(土)
ラーニング編集部

Android技術者認定試験制度の仕組み

OESFのAndroid技術者認定試験制度により現在実施されている「アプリケーション技術者認定試験ベーシック」の試験概要は以下の通り。

  • 試験名:Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック
  • 問題数:70問
  • 試験時間:90分(アンケート含む)
  • 合格ライン:70%
  • 受験料:15,750円(一般)

受験には、世界的に試験環境と仕組みを提供しているプロメトリックのWebサイトで予約をする(プロメトリックIDを取得する必要がある)。受験会場は、全国160カ所以上に展開されているプロメトリック認定試験場から選択する。受験形態は、コンピュータを使って解答するCBT方式による四肢択一となっている。

出題範囲は、OESFが策定した「アプリケーションスキル for Android」のスキル項目。ベーシックといえども、システムアーキテクチャからアプリケーションの配布まで広範囲な内容から出題され、プログラミングはもとより、データベース(SQLite)やマルチメディアデータに関する知識も要求される。さらに、技術的な知識のみならず、ライセンスやアプリケーション情報の管理など、実務的な知識も知っておく必要がある。

受験料は、一般での申し込み以外にボリュームディスカウントも用意されている。ボリュームディスカウントを利用する場合は、OESFのACE運営事務局に専用チケットを申し込む必要があり、OESFのWebサイト上で「専用申込書」をダウンロードして発注を行う。また、学割受験:学生・教員の場合は、ACE学割プランが適用され、こちらもOESFのWebサイト上の専用フォームで申し込むことができる。

試験後のスコアレポートにより、合否判定がその場でわかり、合格した場合は1~1.5週間程度で受験日が記載された認定証が送付される。認定証には有効期限はないが、日々進化する最新技術にかかわるスキルであるため、個々の判断で適時受験して更新していくとよいだろう。

Android技術者認定資格取得のメリット

オープンなプラットフォームとしてのAndroidは、今後一般家電なども含めてさまざまな機器に搭載されることが想定され、Androidの組み込みおよびアプリケーション開発には、より高い品質が求められることは必至である。そのため、製品開発を依頼する企業側にとっても開発を依頼する企業等を、第三者機関の客観的評価を元に選択できる点はメリットが大きいと思われる。

また、開発受注側企業にとっては、

  1. 企業が保有する人的(エンジニア)資産および技術力をアピールできる
  2. 公平かつ客観的評価により社内査定制度を確立できる
  3. エンジニアの育成、研修等の成果を確認できる

といったメリットが得られる。エンジニアにとっては、

  1. 自分の現状のスキルレベルを客観的に把握し、キャリア構築の指標を確保できる
  2. 保有するスキルレベルを第三者機関による公平な評価として外部にアピールできる

といったメリットがある。

なお、OESFの活動はアジア各国に拠点を持ちワールドワイドに展開されているため、開発企業およびエンジニアにとっては、海外マーケットへの展開も期待できるであろう。

Android技術者認定試験制度の今後の展開

受験者にとってはAndroid技術者認定試験制度の業界認知度等が気になるところ。この点に関してOESF ACE運営事務局の近森満氏は、「OESFはその活動の場を世界としており、国内はもとより海外におけるイベントなどにもOESFとして積極的に出展などを実施して、Android技術者認定試験制度をはじめとした活動のアピールを行っている」と話す。

すでに台湾の某大手IT機器メーカーなど、海外企業からもAndroid技術者認定試験制度へのアプローチもあり、「まずはアジアでの認定試験制度の認知度を高め、海外マーケットにおけるエンジニアの評価指標として活用されるように努めていく」とのこと。

また、受験者数が適正な統計データを算出するための一定数に達した段階で、合格率等のデータも公開する予定。年内にはある程度の情報公開が行える見込みであるという。認定資格の評価精度の見直しも経常的に行い、合格率の推移等を見ながら、試験問題のレベル調整等を行い、安定した評価指標となるよう努めていくとのことだ。

【関連書籍紹介】

『Androidアプリケーション技術者認定試験 ベーシック』の対策にはこれ!
徹底攻略 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック問題集

徹底攻略 Androidアプリケーション技術者認定試験ベーシック問題集

Androidに精通した著者陣による書き下ろし303問!
ていねいな解説で確実に実力が付く!

資格試験対策に定評のある『徹底攻略』シリーズから、注目のAndroid開発者向けの新試験「Android アプリケーション技術者認定試験ベーシック(KS0-A01)」に完全対応した対策問題集が登場です!Androidに精通した著者陣による書き下ろし問題303問を掲載し、一問ごとにていねいな解説を行っているので、試験の合格対策としてだけでなく、Android全体のアーキテクチャを習得するための教本としても役立つ、開発者必携の一冊です。巻末には試験1回分を想定した総仕上げ問題を掲載しているので、試験を体感しながら力試しもできます!

◆ACE試験対策委員会 著/
Open Embedded Software Foundation(OESF)
監修/株式会社ソキウス・ジャパン 編
◆価格:3,150円 (本体 3,000円+税)
◆A5判/336P
◆付録なし
◆発売日:2012年01月06日発売
◆ISBN:978-4-8443-3032-5

 
株式会社インプレス

連載バックナンバー

Think ITメルマガ会員登録受付中

Think ITでは、技術情報が詰まったメールマガジン「Think IT Weekly」の配信サービスを提供しています。メルマガ会員登録を済ませれば、メルマガだけでなく、さまざまな限定特典を入手できるようになります。

Think ITメルマガ会員のサービス内容を見る

他にもこの記事が読まれています