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第2回:MIRACLE LINUXをインストールしてみよう

著者:ミラクル・リナックス  中野 正彦   2007/8/9
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1.インストーラの起動

   インストールCD Disk-1をCDドライブにセットしてマシンの電源を入れるとインストーラが起動し、Asianuxのロゴが表示されます。インストーラには「グラフィカルモード」と「テキストモード」がありますが、ここでは「グラフィカルモード」でのインストールについて説明します。

   画面下に「boot:」と表示されたら「Enterキー」を押してください。
インストーラの起動
図1:インストーラの起動


2.グラフィカルモードのインストーラの起動

   グラフィカルモードのインストーラが起動したら、「Next」をクリックして進みます。

グラフィカルモードのインストーラの起動
図2:グラフィカルモードのインストーラの起動


3.言語選択

   インストール後のシステムで使用する言語として「日本語」または「英語」を選択して「Next」をクリックして次に進みます。

言語の選択
図3:言語の選択


4.使用権許諾の同意

   評価版の場合は使用権許諾書を必ず確認してください。同意する場合は「同意する」にチェックをしてから「次へ(N)」をクリックします。もし同意しない場合は「同意しない」をチェックして「終了(E)」をクリックしてください。

使用権許諾の同意
図4:使用権許諾の同意


5.キーボードの選択

   使用しているキーボードが日本語配列の場合は「日本語」を選択します。

キーボードの選択
図5:キーボードの選択


6.ディスクパーティション設定(自動/手動)の選択

   Linuxをインストールするパーティションの設定方法を指定します。ここではインストーラが自動的にパーティションを割り当てる「自動パーティション設定」を紹介します。

ディスクパーティション設定(自動/手動)の選択
図6:ディスクパーティション設定(自動/手動)の選択

パーティション設定の注意

未使用のディスクを使用する場合、パーティションの情報が記録されていないため下記の警告メッセージが表示されます。

「デバイスsdaのパーティションテーブルが壊れています。新規パーティションを作成するには初期化が必要ですが、本ドライブのデータを全て喪失します。」

このようなメッセージが表示されてもシステムには影響ありませんので、「はい」をクリックして次に進みます。


7.パーティションの自動設定

   パーティションを自動設定するための処理方法を選択します。Windowsや他のLinux OSがインストールされている環境に追加のインストールをする場合は「全てのパーティションを残し、空いているスペースを利用する」を選択します。空のハードディスクにインストールをする場合は、どれを選択しても構いません。

   自動パーティションによって設定された構成を確認・変更する場合は「作成された(そして変更された)パーティションを確認(V)」のチェックボックスをオンにします。この状態で「次へ(N)」をクリックするとDisk Druid画面に移ります。

パーティションの自動設定
図7:パーティションの自動設定

   ここではこのチェックボックスがオフの状態で「次へ(N)」をクリックしブートローダの設定に移ります。

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ミラクル・リナックス株式会社 中野 正彦
著者プロフィール
ミラクル・リナックス株式会社  中野 正彦
カスタマーサービス本部 製品企画グループ シニアマネージャー
2003年3月に親会社の日本オラクル株式会社からミラクル・リナックス株式会社に転籍し、製品リリース、製品マーケティング、広報などの業務を担当。また、Linux技術者を認定する世界的な組織 The Linux Professional Institute(LPI)の日本支部、LPI-JAPANの理事を務めています。


INDEX
第2回:MIRACLE LINUXをインストールしてみよう
  「MIRACLE LINUX V4.0 -Asianux Inside」のインストール
  使用目的(パッケージの選択)
1.インストーラの起動
  8.ブートローダの設定