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MIRACLE LINUX
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第2回:MIRACLE LINUXをインストールしてみよう

著者:ミラクル・リナックス  中野 正彦   2007/8/9
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「MIRACLE LINUX V4.0 -Asianux Inside」のインストール

   今回は「MIRACLE LINUX V4.0 -Asianux Inside」のインストール方法について説明します。MIRACLE LINUXをインストールする作業の中で、いくつかのデータを入力する必要があります。これらの入力データをあらかじめ調べておくことで、MIRACLE LINUXのインストールがより効率的に行えます。ここでは、MIRACLE LINUXをインストールする環境について事前に確認するものを説明します。

ハードウェア環境

   まずMIRACLE LINUXをインストールするハードウェア(周辺装置を含むコンピュータ全体)について明らかにします。インストーラが自動的に検出できる場合もありますが、問題が発生した場合の対応などにはハードウェアの情報が欠かせません。サポートへの問い合わせにも必要になるので、必ず確認してください。

CPU X86版 PentiumPro以降必須、PentiumII以降を推奨
X86 - 64版 64bit Intel Xeonプロセッサ、もしくはAMD Opteronプロセッサ、AMD Athlon64プロセッサ
メモリ 256MB以上必須、512MB以上を推奨
ハードディスク 1GB(最小構成)以上の空き容量が必須、5GB以上を推奨

表1:推奨システム要件


ネットワーク環境

   MIRACLE LINUXをインストールするコンピュータがネットワークに接続される場合には、接続するネットワーク環境を確認しておきます。

  • ホスト名
  • ドメイン名
  • IPアドレス
  • ネットマスク
  • ゲートウェイ
  • DHCPサーバ
  • DNSサーバ
  • 2番目のDNSサーバ
  • 3番目のDNSサーバ

表2:ネットワーク確認・設定項目


ソフトウェア環境

   インストール中にはいくつかのソフトウェアに関する設定を行います。あらかじめ、どのように設定するかを決めておきます。

  • 言語
  • ブートローダ
  • 時刻
  • rootの設定
  • X Windows System

表3:ソフトウェアに関する確認・設定項目

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ミラクル・リナックス株式会社 中野 正彦
著者プロフィール
ミラクル・リナックス株式会社  中野 正彦
カスタマーサービス本部 製品企画グループ シニアマネージャー
2003年3月に親会社の日本オラクル株式会社からミラクル・リナックス株式会社に転籍し、製品リリース、製品マーケティング、広報などの業務を担当。また、Linux技術者を認定する世界的な組織 The Linux Professional Institute(LPI)の日本支部、LPI-JAPANの理事を務めています。


INDEX
第2回:MIRACLE LINUXをインストールしてみよう
「MIRACLE LINUX V4.0 -Asianux Inside」のインストール
  使用目的(パッケージの選択)
  1.インストーラの起動
  8.ブートローダの設定