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オープンソースのBIツール
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この連載ではBIツール選択でポイントとなる機能の基準として、オープンソースのBIツールであるOpenOLAPを使用して解説していきます。
OpenOLAPはアイエイエフコンサルティングが独立行政法人情報処理推進機構(IPA)の支援を受けて開発したオープンソースソフトウェアです。2005年5月現在、OpenOLAPはリリース2.0が公開されており、SourceForgeからダウンロードして無料で使用することができます。
OpenOLAPはもともと分析ツールとして開発されていたのですが、現在のリリース2.0ではレポーティング・ツールやモニタリング・ツールの機能も追加され、統合的な機能を持つBIツールに発展しています。
図7はOpenOLAPの分析ツールとしての画面例です。この画面では1つのクロス集計表を表示し、マウス操作でドリルダウン、スライシング、ダイシングを行うことができます。
図7:分析ツールとしてOpenOLAPの画面例
図8はOpenOLAPのレポーティング・ツールとしての画面例です。この画面では複数の表やグラフを1つのレポートとして同一画面内に表示しています。
図8:レポーティング・ツールとしてOpenOLAPの画面例
図9はOpenOLAPのモニタリング・ツールとしての画面例です。この画面では売上金額の特定の値に対して、表示の色と形を変化させています。
図9:モニタリング・ツールとしてOpenOLAPの画面例
今回はBIツールの基礎知識として、BIツールの分類方法について解説しました。次回は分析ツールの選択のポイントとなる機能を解説します。
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著者プロフィール
株式会社アイエイエフコンサルティング 平井 明夫
日本DEC(現HP)、コグノス、日本オラクルを経て現職。一貫してソフトウェア製品の開発、マーケティング、導入コンサルティングを歴任。 特に、データウェアハウス、BI、OLAPを得意分野とする。現在、企業業績管理、管理会計などデータ分析ソリューションの短期導入を可能にするテンプレートやパッケージの開発を行っている。
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