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バックアップ・ソリューションの選択基準
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第7回:商用バックアップ・ソフトウェアによる手法(後編)

著者:バックボーン・ソフトウエア  青木 浩朗   2005/4/11
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Backup Exec(Veritas Software)

   シマンテック社と合併することになったベリタス社ですが、Backup Execなどの技術はWindowsの標準コンポーネントにも組み込まれている事で有名です。

   北米ではWindowsプラットフォームにおいてARCserveよりも圧倒的なシェアを誇るBackup Execですが、日本では2番手に甘んじています。それは、ベリタス社が1999年にSeagate Software社からBackup Execを買収する前から、既にシャイアンソフトウェア(現コンピュータ・アソシエイツ)によってWindows向けバックアップ・ソフトウェアの市場が形成されていたのと無関係ではないでしょう。

   マイクロソフト製品との親和性の高さは、製品自体がWindowsプラットフォームに注力していることや、Windows上で動作するサーバアプリケーションのオンラインバックアップ対応に特に力を入れている点などから解ります。また、インストール画面(図4)を見ても、その親和性の高さが解ります。

Backup Execのインストール画面
図4:Backup Execのインストール画面


   また、LinuxやUNIX向けのクライアントモジュールも存在しますが、Windows版に比べ一般的ではありません。

   バックアップの設定画面は、一つひとつの項目を詳細に表示することが可能で、シンプルでわかりやすくまとまっています(図5、6)。

Backup Execの設定画面(1)
図5:Backup Execの設定画面(1)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


Backup Execの設定画面(2)
図6:Backup Execの設定画面(2)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


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バックボーン・ソフトウエア
著者プロフィール
バックボーン・ソフトウエア株式会社  青木 浩朗
ストレージ専業ベンダーにて、SEおよび企画を担当した後に、2001年にBakBoneSoftware入社。主に大手ベンダーのSEを担当しながら、テクニカル・マーケティングとして、各種講演や執筆活動を行っている。最近は、特にデータベースとクラスタリングに注力し、検証レポートを作成するのをライフワークとしている。


INDEX
第7回:商用バックアップ・ソフトウェアによる手法(後編)
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Backup Exec(Veritas Software)
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