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ビジネス・プロセス・マネージメントの現状 〜 「経営と情報の架け橋」の実現にむけて
ビジネス・プロセス・マネージメントの現状 〜 「経営と情報の架け橋」の実現にむけて

第1回:BPMとは?
著者:IDSシェアー・ジャパン  渡邉 一弘   2005/6/17
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BPMサイクルの実現に向けて

   先の図2に示す通り、下記の活動の流れを一回限りのものとせず、継続的に行う事が重要であることは言うまでもありません。
  • 企業戦略に沿ったビジネス・プロセスを分析・設計し
  • 設計されたビジネス・プロセスを現場の業務に適用すると共に、プロセスをサポートするシステムを導入・運用し
  • 実行されているビジネス・プロセスを計測・評価することで
  • 更なる最適化を目指す

   つまり、図3に示すようにビジネス・プロセスに関して「分析・設計」「導入・実行」「計測・評価」「最適化」というBPMサイクルを継続的に実施することが非常に重要になってきます。

BPMサイクル
図3:BPMサイクル

   そして、このBPMサイクルを通し、ビジネス・プロセスを可視化・資産化することが、今日の市場スピードの速さに柔軟に対応するために重要となります。

   さらに、そのビジネス・プロセスをどのように活用するか?を考え・実行していくことが、企業の差別化を生みます。そのビジネス・プロセスのひとつの活用方法として注目されている分野が、企業ITシステムであり、「経営(ビジネス・プロセス)と情報(IT)の架け橋」を実現することが、企業活動の全体最適化につながります。

   ここで、狭義の意味でのIT用語として使用されるBPMを考えてみると、複数のシステムを連携させる際に考慮するシステム・プロセスを扱うことをBPMと呼び、EAIと類似した意味で使用されています。

   さらに最近では、SOA(Service-Oriented Architecture)を実現するシステム連携ツールをBPMツールと呼ぶことが多いようです。これらの意味でのBPMは、図3に示すBPMサイクルにおけるプロセス設計からプロセス導入・運用の部分の特にシステム構築に関する部分を指しています。

   また、ビジネス・プロセスを評価する領域は、CPM(Corporate Performance Management)もしくはEPM(Enterprise Performance Management)とも呼ばれており、そのためのITソリューションは、BAM(Business Activity Monitoring)と呼ばれ、現在注目されています。

   次回は、このBPMサイクルを継続的に実施するための方法論であり、ツールでもある「ARIS」について紹介します。

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IDSシェアー・ジャパン株式会社 渡邉 一弘
著者プロフィール
IDSシェアー・ジャパン株式会社  渡邉 一弘
工場でのHDD製品設計を経験後、SEとしてシステム構築を担当。日々、現場の業務とシステム機能の「ギャップ解消」に悩み、業績に直結するシステムやROIを求める経営者に対し、解決策として見出したのが「プロセス管理」というキーワード。現在は、IDSシェアー・ジャパンにてプロセス管理ツール「ARIS」のプロセスコンサルタントとして従事。


INDEX
第1回:BPMとは?
  はじめに
  ビジネス・プロセスとは?
  企業活動におけるビジネス・プロセスの位置づけ
BPMサイクルの実現に向けて