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| 企業活動におけるビジネス・プロセスの位置づけ | ||||||||||||||||
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次に企業活動におけるビジネス・プロセスの位置づけを考えてみます。 前述の通り、ビジネス・プロセスとは「顧客に製品/サービスを提供し、価値を生み出すための組織を横断した一連の活動の流れ」であり、まさに企業戦略を実現する手段であると捉えることができます。したがって、企業戦略に沿ったビジネス・プロセスの分析・設計を実施することが重要です。 そして、そこで設計されたビジネス・プロセスにしたがって業務変更を実施し、自動化できる部分はシステムを導入することによってビジネス・プロセスの最適化・運用が行われます。さらに、ビジネス・プロセスに沿ったシステムであれば、システム機能の稼働状況をモニタリングすることによって、ビジネス・プロセスのモニタリングが可能となります。 この一連の活動がなされてはじめて、企業戦略が効率よく実施されたかどうか比較/評価することが可能となり、必要であれば戦略の見直し、ビジネス・プロセスの再設計が行われます。 これは、製造現場での「ものづくり」に非常に酷似していると感じます。 「お客様は、製品をどのような使い方をするのだろうか?」「どうすれば、製品に高い付加価値を加えることができるのだろうか?」と製品コンセプト・仕様を考え、決まった製品コンセプト・仕様を満たすために製品設計を行います。 そして、設計図面にしたがい、試作を繰り返し、遂には、量産移行されていく訳ですが、当然作られた試作品・量産品は、製品設計図面に規定されたスペックにしたがい、検査工程で品質チェックが行われます。その歩留まり次第では、コンセプト・仕様の変更や製品スペックの変更を行います。 BPMとものづくりを比較すると、ビジネス・プロセスはまさに企業活動の設計図面であると言えます。 ![]() 図2:ビジネス・プロセスの位置づけ |
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