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チューニングの結果
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それでは、共有バッファサイズを1,000から16,000と大きくした場合にPostgreSQLの性能がどのように変わるのかを確認してみましょう。デフォルト設定の時とまったく同じベンチマーク試験を行った結果が図4です。
図4:デフォルトと共有バッファ調整後の比較
全体的に確実に性能が向上しています。特に同時接続クライアント数8〜16においては10tps以上の性能向上が認められました。
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まとめ
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共有バッファの調整というのは、PostgreSQLのチューニングの中では基本中の基本です。どのような場合であっても、この調整項目だけは必ず適切な大きさに設定してください。これを怠ると、PostgreSQLの性能が十分に発揮されることは決してありません。
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次回のチューニング予告
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次回は、トランザクションログバッファなどを取り上げる予定です。共有バッファサイズの調整以上に性能向上が期待できるチューニング項目です。どうぞお楽しみに!
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著者プロフィール
日本PostgreSQLユーザ会 片岡 裕生
1995年よりインターウィズという屋号で個人事業を営む。普段はPostgreSQLを用いたウェブアプリケーション開発などを行う。各コンピュータ情報誌にてPostgreSQL関連記事や連載を執筆。日本PostgreSQLユーザ会の創立メンバーの1人で、同会の技術担当理事、PostgreSQLのしくみ分科会座長を経て、2004年度からは理事長を勤める。
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