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ネットワークデバイスに関する測定基準
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最後にネットワーク・インターフェースに関しての使用状態を整理します。
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Packets Received and Sent(送受信パケット数)
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ネットワークインターフェースごとのパケット単位送受信量を示します。
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Bytes Received and Sent(送受信バイト数)
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ネットワークインターフェースごとのバイト単位の送受信量を示します。
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Collisions per Second(衝突回数)
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ネットワークインターフェースごとの衝突が起きた回数を示します。この値が多い場合にはネットワーク環境に問題がある場合が多いです。
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Packets Dropped(パケット破棄数)
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カーネルによって破棄されたパケットの総数を示します。ネットワーク・バッファが足りない場合やLinuxのカーネル付属のファイアウォールによって破棄された場合も含みます。
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Overruns(オーバーラン)
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ネットワーク・バッファを確保できなかった回数を示します。上記のPackets Droppedとあわせてネットワーク・バッファの値、もしくはネットワーク・キューの長さなのか、どちらに問題があるのかを判断する場合に使用できます。
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Errors(フレーム・エラー)
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ネットワーク・フレームのエラーの数を示します。ケーブルに不具合がある場合やインターフェースの送受信方式にミスマッチでエラーが起きる場合もあります。
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まとめ
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以上がパフォーマンスを測定する上での基準となりますが、単体でこれらの項目を吟味していくのではなく、関連づけて統合的に考慮する必要があります。
次回からはカーネルの動作とこれらの項目の関連性、パフォーマンス測定ツールに関して述べ、最終的にはDB2自体のパフォーマンス・チューニングにも触れることで、データベースシステム全体のパフォーマンス向上の指針となるように進めていきます。
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著者プロフィール
日本アイ・ビー・エム株式会社 梅谷 晃宏
日本アイ・ビー・エム株式会社、Linuxサポートセンター所属
1999年のLinuxサポートセンターの設立以来、一貫して先進Linux関連プロジェクトやLinuxビジネスの開発に従事。現在はLinux上のIBM製ソフトウェアのサポート、SELinuxなどのLinuxセキュリティ、及び通信キャリア仕様Carrier Grade Linuxのプロジェクトを担当。
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