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| Eclipseのデメリット | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Eclipseだけでは使えない機能があります。そのためにもプラグイン機能があるのですが、相性や安定性が悪いものもあり、多くのプラグインを入れるとそのぶんパフォーマンスが下がってしまう事もあります。 |
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| オールインワンではない | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Eclipseは他の商用IDEのようにオールインワンではありません。J2EEアプリケーションを開発するには、自分でプラグインを組み込む必要があります。 |
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| どのプラグインを使っていいかわからない | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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プラグインが多すぎて、何を選択していいか分からない場合があります。また、Eclipse本体と個々のプラグインのバージョンによる相性の問題もあります。この連載では、数あるプラグインの中から重要で安定しているものに絞って紹介していきます。 |
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| 遅いと感じることもある | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Eclipse本体は比較的高速に動作しますが、多くのプラグインを組み込むと徐々にメモリリソースなどが枯渇していきます。これは個々のプラグインにも依存しますが、なるべく高速に動作させるためには、必要なもののみ組み込むのがベターでしょう。起動時間を含めて、もっと速くという要望も多く、バージョンアップの度にさらなる改良が加えられています。 |
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| Eclipseの生い立ち | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Eclipseは、OTI(Object Technology International)とIBMの競合研究により開発されました。2001年11月にIBMがEclipseをオープンソースに寄贈したときは、4000万ドル相当の価値と、多くの反響を呼びました。2002年6月に実用レベルのEclipse2がリリースされ、ここから加速度的にEclipseの利用が広まっていきました。2005年1月現在のEclipseは3.0.1で、今年第2四半期にはJDK5.0対応のEclipse3.1がリリースされる予定です(表1)。 |
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表1:Eclipse年表 |
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| Eclipse3の特徴 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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現在のEclipseのバージョンは3ですが、まだバージョン2を利用されている方も多いでしょう。この連載ではEclipse3ベースに解説を進めていきますが、簡単にEclipse2と3の違いについて説明しておきます。 |
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| リッチクライアント対応 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Eclipseがリッチクライアントに対応し、Eclipseを開発用のIDEとしてではなく、Eclipseの機能を切り出し、エンドユーザの利用するクライアントアプリケーションとして利用することができるようになりました。利用例としてはまだ具体的なものは少ないですが、IBMはLotus NotesのクライアントにEclipseベースの製品をリリースする予定です。 これに伴い、EclipseのラインタイムがOSGi(注3)べースに変更されました。Eclipseのアーキテクチャ構造は図1のように変更されています。Eclipse2では、IDEの機能がEclipseの他のプラグインの根底にあったのですが、Eclipse3では、IDE以外でもEclipseを利用できるようにIDE機能がオプションになっています。 |
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![]() 図1:Eclipseラインタイムの変更 |
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(http://www.eclipsecon.org/2004/EclipseCon_2004_ TechnicalTrackPresentations/11_Edgar.pdf)を参考 |
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※注3
端末やネットワーク間の接続とサービスのための、技術仕様OSG(Open Services Gateway)規格策定や普及を推進する業界団体。 |
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Java開発者(IDEとしてのEclipseの利用者)にとっても、OSGiが利用されることで、プラグインの動的な追加・削除が可能になり、速度の向上などのメリットがあります。ただしこれらのメリットを実現するには、個々のプラグインがOSGiに対応する必要があり、本格対応は次バージョンのEclipse3.1以降になる予定です。 |
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| かゆいところに手がとどく | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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Eclipse3は、既存ユーザーの多くの要望が取り入れられ、より「かゆいところに手がとどく」IDEとなっています。例えば、同一ファイル中のオカレンス検索や右クリックからのクラスパスの追加など、使ってみると便利な機能が多く追加せれています。 また、さらなるユーザー獲得のため、新規ユーザーがより容易にEclipseを扱えるように、操作性の向上やチュートリアルの充実などがなされています。その他に、ビルドやCVSアクセスなどの時間のかかる処理がバックグラウンドで実行されるようになり、CVSのSSH2対応、SWTとAWTの連携など様々な機能が追加されています。変更、追加項目自体は150以上あります。 |
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| Eclipse2との互換性 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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プロジェクトは下位互換性があり、Eclipse2で作成したプロジェクトはEclipse3で読み込むことができます。ただし、プロジェクトで利用しているプラグインがEclipse3に対応していない場合はその限りではありません。 プラグインについては、バイナリレベルでは概ね下位互換性がありますが、Eclipse2対応のプラグインがEclipse3で動かない場合もあります。ただ、メジャーなプラグインは、ほぼEclipse3対応になっています。 Eclipse3の方が便利な機能も多く、新しく開発されるプラグインはEclipse3ベースのものがほとんどなので、2を利用している方には3への移行をお勧めします。ただし、お気に入りのプラグインがEclipse3で動作せず、Eclipse2で現状問題ないのであれば、無理してすぐに移行する必要はありません。 |
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