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Curlの開発環境
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Surge Lab IDEはCurlアプリケーションを開発するための統合開発環境です。次回以降でより具体的な内容に触れますが、まずは代表的な4つの機能を紹介します。
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ソースコードの作成
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Curlのソースコード作成はビジュアルレイアウトエディタ(VLE)とソースエディタでおこないます。
VEL上で各種コントロールやオブジェクトを貼り付け、これらにイベントを記述することで、容易に画面デザインと処理を作成することができます。VLEで作成したソースコードは、シームレスにソースエディタで編集が可能です。ソースエディタは自動インデント、構文のハイライト、オートコンプリート、オートアシストの各機能を持っています。
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プログラムデバック
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Surge Lab IDEはダイレクトに実行できるブラウザ実行とデバッガ実行をサポートしています。デバッガは任意の行で停止可能なステップ実行機能、変数・オブジェクトの値を参照できるトレース機能を持っています。また、インスペクターという視覚的オブジェクトに関して詳細な情報を表示する機能も持っています。この機能はレイアウト表示確認、ダイナミック2D、3Dグラフィック描画確認に効果を発揮します。
ステップ機能、トレース機能、インスペクター機能により、プログラムが設計通りに動作しているかの確認を強力にサポートします。
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デプロイメント
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Curlプロジェクトとして作成するCurlソースコードは複数のソースファイルで構成されています。デプロイメントは複数のソースコードをパッケージ化して、Webサーバにアプリケーションとしてアップロードするファイルを作成するための機能です。Curlの実行環境と深くかかわるデプロイメント機能は、アプリケーションのダウンロード時間を短縮するための圧縮パッケージ化、差分更新のためのタイムスタンプ、アプリケーション連携のための関連付けなどをおこないます。
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ドキュメント
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Curlの開発環境のSurge Lab IDEにドキュメントがあることは非常に大きな役割を果たしています。ドキュメントはHelpファイルであり技術説明書ですが、Surge Lab IDEでは大変有効なツールとして提供されています(表5)。
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- APIリファレンスマニュアル
- 4000以上もあるCurl APIライブラリのマニュアルです
- Surge Lab IDEユーザーズガイド
- プロジェクトの作成、ソースエディタ、デバッガ、デプロイメントに関する操作、手順に関して詳しく記載されたマニュアルです
- Surge Lab VLEユーザーズガイド
- ビジュアルレイアウトエディタ(VLE)を使用して、画面作成に関する操作、手順に関して詳しく記載されたマニュアルです
- Surge Lab開発者ガイド
- Curlプログラミング言語、プラットフォームの仕組みに関して解説があるとともに、サンプルソースとインタラクティブな例が掲載されています
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表5:Curlドキュメントの主な内容
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Curlの実行環境
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Surge RTEはCurlアプリケーションをクライアント上で実行するためのプラットフォームです。まずは、Curlアプリケーションが動作するシステム全体構図(図2)を見てください。
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図2:Curl実行環境の構図 (画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)
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Curlアプリケーションの実行には、CurlライセンスキーファイルをHTTPサーバにセットアップする必要があります。クライアント側には、アプリケーション実行のためのプラットフォームであるSurge RTEをブラウザのプラグインとしてインストールします。そして、Curlアプリケーション(アプレット、パッケージ)をHTTPコンテンツとしてサーバに格納します。
これまでのWebシステムと根本的に異なるのは、クライアントの画面表示、データ処理を全てクライアント側のPCで処理する構成となっていることです。サーバとの通信が発生するのは、必要に応じたサーバ側のデータ取得、格納に限定されます。また、Curlアプリケーションをダウンロードしたサーバのみならず、その他のサーバに対しても処理をおこなう構成をとることもできます。
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ライセンスキーは、物理的にCurlアプリケーションが配置されるサーバのURLに対して発行され、カール社のWebサイトから申し込みをおこないライセンスキーファイルを取得します。
また、「Surge RTE」は、同社Webサイトより無償でダウンロードできます。このCurl実行ライセンスはその利用目的により有償、無償があります。統合開発環境のSurge Lab IDEは開発者毎に有償となっています。詳しくはカール社のWebサイトを参照してください。
カール社:http://www.curlap.com/
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著者プロフィール
セントラル・コンピュータ・サービス株式会社 松永 俊思
メインフレーム、クライアントサーバ、Webシステムと基幹系から情報系アプリケーションシステム開発を実施。また、開発支援パッケージとして「MagicAnswer for Notes」(NotesDomino設計要素解析ツール)の製品監修を担当。2002年より営業に転じ、企業の情報システム課題に対する提案を進めている。Curlは次世代アプリケーション像として、2004年より取り扱う。問い合わせE-mail:curlsales@ccs.co.jp
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