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ERP市場の実態
ERP市場の実態と中期展望

第1回:2004年のERPパッケージ市場の動向と今後の予測
著者:矢野経済研究所  赤城 知子   2005/9/7
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顧客企業の年商規模別ライセンス売上高の推移


顧客企業の年商規模別ERPライセンス売上高の推移(エンドユーザ渡し価格ベース)【2002-2008年予測】
表1:顧客企業の年商規模別ERPライセンス売上高の2002〜2008年の推移
(エンドユーザ渡し価格ベース)
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   年商1,001億円以上の大手企業で「案件の一巡化」といわれる中、年商500億円以下の企業向けERPビジネスは非常に活発化している。2002〜2008年予測値におけるCAGRを見ると、年商1,001億円以上の企業向けERPパッケージのライセンス売上高は、CAGRが−10.4%となっているのに対して、年商100億円以下では19.9%、年商101〜500億円では12.7%、年商501〜1,000億円では7.9%となっている。

   つまり顧客企業の年商規模が低いほど、2002〜2008年予測におけるCAGRが高い、という調査結果になった。特に年商1,001億円以上の企業向けERPパッケージのライセンス売上高は、2008年時点でCAGRが1.3%とほぼ市場は横ばいであることが予測される中、年商500億円以下の中堅企業向けマーケットでは、CAGRが13.5〜13.8%と二桁成長が見込まれる。

   中堅企業向けのERPマーケットにおいては、国産系ERPパッケージのベンダーが凌ぎを削っている上、SAPやオラクルの参入およびマーケティング強化など、今まさに旬なマーケットといえる。一方で大手企業では「財務会計」を中心としたERPからCRMやSCM、SRMといった拡張ソリューションへのIT投資に意欲的である。

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株式会社矢野経済研究所 赤城 知子
著者プロフィール
株式会社矢野経済研究所  赤城 知子
1989年矢野経済研究所入社。半導体・電子デバイスのマーケット担当から、1996年より「クライアントサーバを中心とした企業のコンピュータシステム導入実態調査」を手がける。1998年よりリサーチのフィールドをソフトウェア業界へと移し、主にERPやCRM、SCMといった企業向けアプリケーションパッケージのマーケットを専門に調査・分析を行う。


INDEX
第1回:2004年のERPパッケージ市場の動向と今後の予測
  ERP市場の実態に関する調査内容
  大手企業の動向
顧客企業の年商規模別ライセンス売上高の推移
  中堅・中小企業向け市場が好調推移する背景