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はじめてのOpenPNE - 社内SNSの意義と活用方法 |
第3回:SNSの導入効果を明確にする
著者:アウラント 大越 肇 2007/4/23
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社内SNSの構築
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今回からは、実際に社内SNSを構築していくうえで、具体的にどのようにOpenPNEを使っていったらよいのかを説明していく。サーバへのインストール方法については、「第2回:オープンソースのSNSエンジン『OpenPNE』とは」で紹介した書籍を参照していただき、本連載ではすでにOpenPNEはシステム的には動く状態であるという前提で解説していく。
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SNSの導入目的
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そもそもSNSは、グループウェアなどを使っていわゆる「ほうれんそう」を記載する日報とは、違う使い方をするべきだと考えている。社内に溜まっている知恵や経験を活かすというよりも、社内で働く「人間」をフォーカスするのに便利なツールだと考えている。
それでは、その「人間」にフォーカスをすることによってどのような効果がうまれるのだろうか。まずは、いろいろな会社を数パターンに分け、社内SNSでどのような問題を解決できそうかを説明していく。
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出向などで社員の大半がいないパターン
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社員同士で会うことが少ないため、そもそもコミュニケーションが不足している。また、管理者も部下が普段、何を考え、何をしたいのかを把握できていない。このような問題は社内SNSで解決できるだろう。
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支店が多いパターン
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各支店間での悩みの共有が一番の目的になるのではないか。
「本店 ⇔ 支店間」というやりとりをする会社は多いと思うが、意外に支店間同士のやりとりは少ないという話を聞く。日頃から会えていなくても人柄が見えるSNSでは、気軽に悩みを共有ができる。
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社員の多くが社内にいるパターン
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SNSなどを使わなくても適当に声をかければよいのだが、同じ社内といえどもなかなか声をかけづらいものである。しかしSNS内のページを見れば、共通の話題も見つけやすく、すぐに仕事には結びつかないことであっても気軽に話せるきっかけになる。
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プロジェクトメンバーがよく変わるパターン
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筆者もよくプロジェクトメンバーが変わる仕事をしている。
同じプロジェクトメンバーであるのは長くても1年程度である。何度か同じ顔がいるというのもあるが、当然、はじめて一緒に仕事をするメンバーもいる。
その時にいつも思うのは、「この人は何ができる人で、これから何をしたいと考えているのだろうか」ということである。経歴書として書かれていることも大事だが、日頃の想いや人柄がでていてより心の距離を近づけることができれば、よりスムーズに仕事ができるのではないだろうか。
いろいろと述べてきたが、結局のところは、人と人を結びつけることが共通の目的ある。
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著者プロフィール
合同会社アウラント 大越 肇
2006年5月11日(大安)に会社設立。前職よりSNS企画・開発・運営にプロジェクトマネージャーという立場で携わる。現在は、Web上のコミュニティに関する企画や要求開発から運用・運営までの業務に携わりつつ、大学の教壇に立つこともある。
アウラント http://www.owlant.com
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