第12回:様々なアプリケーションのHAクラスタ化を実現するGeneric ARK (1/4)

LifeKeeperのすべて
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第12回:様々なアプリケーションのHAクラスタ化を実現するGeneric ARK
著者:サイオステクノロジー クラスタソリューショングループ
監修者:サイオステクノロジー  小野寺 章   2006/2/10
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Generic ARKとは

   LifeKeeperにはプラットフォームを問わず数多くのApplication Recovery Kit(ARK)が存在する。これらのARKにより、ユーザは容易にHAクラスタ化のニーズを満たすことが可能となっている。

   しかしHAクラスタ化を必要とする基幹システムやアプリケーションサーバには、市販ミドルウェアまたは一般的なアプリケーションではなく、用途に応じてカスタマイズされたアプリケーションが利用される例もよく見られる。

   LifeKeeperの開発元である米国市場は、日本市場と比べて出回っている製品に違いがあるため、ARKがサポートしていないこともある。そんなニーズに応えるべく用意されているのがGeneric ARKである。Generic ARKを利用することで、ユーザは容易にそして柔軟に任意のアプリケーションを保護することが可能となる。


Generic ARKによるアプリケーションの保護

   Generic ARKを利用して任意のアプリケーションを保護する手順は表1のようになる。

1. HAクラスタ化したい任意のアプリケーションのスクリプト(ksh or perl)を用意する
  • restore(起動/必須)
  • remove(停止/必須)
  • quick check(監視/オプション)
  • recover(再起動/オプション)(注1)
2. Generic ARKを使用してアプリケーション用スクリプトをLifeKeeperに組み込む

表1:任意のアプリケーションを保護する手順

※注1:LifeKeeper for Windowsでは監視スクリプトとしてdeep checkを組み込むことも可能である。またスクリプトの種類としてバイナリ形式(*.exe)もサポートされている。

   用意するスクリプトはLifeKeeperに依存した記述を必要としないため、単独で動作するスクリプトでかまわない。そのため比較的簡単にスクリプトを作成することが可能である。また特別な制約に縛られることもないため、自由度の高いスクリプトを組み込むことが可能である。

   スクリプトに関しては弊社サイオステクノロジーのWebサイトのLifeKeeper FAQにも掲載されているので参考にしていただきたい。


   このようにGeneric ARKが必要とする要件は極めて少ないが、Generic ARKを利用すれば、誰でも簡単に任意のアプリケーションをHAクラスタ化できるのである。

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リファレンスサイトの紹介
本連載のリファレンスとなるWebサイトです。本連載に対するご意見、ご要望などもお寄せください。

■LifeKeeper製品詳細情報
http://www.10art-ni.co.jp/product/lifekeeper/

■SteelEye Technology Inc.(開発元)
http://www.steeleye.com

■LifeKeeperに関するお問合せ
https://www.10art-ni.co.jp/contact/form-lifekeeper_ssl.html
サイオステクノロジー株式会社 クラスタソリューショングループ
著者プロフィール
サイオステクノロジー株式会社 クラスタソリューショングループ
サイオステクノロジーにおいて、SteelEye LifeKeeperの技術サポートや構築支援を行うエンジニア集団。日本国内で、彼ら以上にLifeKeeperを知る者たちはいないと自負している。世の中のすべてのHAクラスタがLifeKeeperになることを夢見て日々奮闘を続けている。


サイオステクノロジー株式会社 小野寺 章
監修者プロフィール
サイオステクノロジー株式会社  小野寺 章
インフラストラクチャービジネスユニット
エンタープライズソリューション部 部長
国産汎用機メーカに入社し、汎用機のSEを10数年担当、1994年頃からオープン・ダウンサイジングブームの到来とともにUNIX系OSを担当し、Solaris、HP/UXでSun Cluster、Veritas Cluster、MC/ServiceGuardなどを使用した、多数のミッションクリティカルシステムのHAシステム構築に従事。2001年ノーザンライツコンピュータ(現サイオステクノロジー)へ入社後、SteelEye LifeKeeperの総責任者としての国内での販売・サポート業務に従事。


INDEX
第12回:様々なアプリケーションのHAクラスタ化を実現するGeneric ARK
Generic ARKとは
 Generic ARKを使用した事例紹介
 単体構成におけるHAクラスタ化の手順
 「Cybozu Database Engine」のリソースの作成
LifeKeeperのすべて
第1回HAクラスタの基本とLifeKeeper
第2回LifeKeeper for Linuxのインストール
第3回LifeKeeper for Linuxの操作
第4回LifeKeeper for Windowsのインストール
第5回LifeKeeper for Windowsの操作(前編)
第6回LifeKeeper for Windowsの操作(後編)
第7回共有ファイルシステム「LKDR」と「DRBD ARK」
第8回MySQL/OracleとLifeKeeperによるHAクラスタ化
第9回LifeKeeperのコマンドライン操作
第10回Microsoft SQL ServerとLifeKeeperによるHAクラスタ化
第11回LifeKeeper Data Replication For WindowsとDisk-to-Disk Backup
第12回様々なアプリケーションのHAクラスタ化を実現するGeneric ARK
第13回ハードウェア冗長化
第14回LifeKeeperの管理 - ログの確認方法とSNMPの設定
第15回LifeKeeperの今後のロードマップと展望
徹底比較!!クラスタソフトウェア
第1回クラスタソフトウェアの導入にあたって
第2回日本が生んだ、ビジネスを守る信頼のブランド「CLUSTERPRO」
第3回GUI操作だけでHAクラスタが構成できる「LifeKeeper」
第4回企業情報システムとともに進化するClusterPerfectシリーズ
第5回富士通の高信頼基盤ソフトウェア「PRIMECLUSTER」
第6回Serviceguard for Linuxで実現するHAクラスタ
第7回Red Hat Cluster Suiteの紹介
第8回Windows Serverにおけるクラスタソフトウェアの進化
第9回オープンソースソフトウェアの「Heartbeat」によるHAクラスタ
第10回クラスタソフトウェア導入に際しての注意点
HAクラスタソフトウェアの市場動向
市場からみるHAクラスタソフトウェアの採用動向

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