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Eclipse3ではじめるJava Webアプリケーション開発 |
第10回:JUnitの利用
著者:宮本 信二 2005/3/23
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チーム開発用の機能
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今回からは数回に渡り、企業システムの構築を支援するEclipseの付属機能について解説していきます。具体的には、JUnit、Ant、CVSなどについて解説します。
これらは、サンプル程度のプログラムの開発にはそれほど利用することはありませんが、チーム開発を行う際には重要な機能です。これらのツール類はEclipseに標準で組み込まれており、他にプラグインをインストールせずに利用することができます。
今回はまず、JUnitについて解説します。
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JUnitとは
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JUnitはJavaの単体テストツールです。
プログラムを作成したとき、単に"コンパイルが通った"だけでは完成ではありません。実際にそのプログラムを実行して、期待どおりの動作をすることを確認しなければいけません。動作確認の最もシンプルな方法は、mainメソッドを書いて実行してみることです。
プログラムはそのときのオブジェクトの状態やメソッドの入力値などに応じて、異なる結果を返したり、例外をスローしたりと、条件によってさまざまに動作します。これらの状況ごとにプログラムを実行し、結果を確認するためのツールがJUnitです。
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JUnitを利用する
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ここでは、簡単なJavaプログラムに対するテストコードを記述していきます。以下のようなJavaプロジェクトを考えてみます。
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図1:サンプルプロジェクト
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Warikanクラスは、割り勘計算クラスです。getPrice()メソッドに合計金額と人数を指定して、一人当たりの金額を計算しています。幹事さんが毎回損しないように、Math.ceil()で切り上げ計算しています。
リスト1:Warikan.java
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package hoge;
public class Warikan {
public int getPrice(int total, int person){
double price = total / person;
return (int)Math.ceil(price);
}
}
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著者プロフィール
宮本 信二 http://muimi.com/
テクニカルライター。Ja-Jakartaコミッタ。Java Webアプリケーション開発業務を経て、現在、主にJavaやOSS関連の調査、執筆を行っている。著書に「Eclipse 3 完全攻略」、「JavaデベロッパーのためのApacheAnt入門」(ソフトバンクパブリッシング)、「徹底解説!JSFのすべて」(秀和システム)などがある。
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