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バックアップ・ソリューションの選択基準
バックアップ・ソリューションの選択基準

第1回:新法施行に備え、バックアップについて改めて考える

著者:バックボーン・ソフトウエア  青木 浩朗   2005/2/14
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はじめに

   バックアップについてどのようなイメージを持っているでしょうか?企業のみならず、家庭にまでもデジタル化の波は押し寄せ、大容量のHDDレコーダーがビデオデッキを物置に追いやってから久しい事だと思います。ハードディスクのコモディティ化は、特にATAハードディスクの低価格化を促進し、その影響はエンタープライズ向けディスクアレイにも次々と採用されることで、大容量の安価なストレージの出現という形で現れています。

   しかし、家庭であれば、せいぜいデジタルカメラのデータはCD-Rで、HDDレコーダーの録画データはDVD-Rで焼けば済むところですが、数TBから時には数十TBにもおよぶ企業システムでは、適切なテープ装置とそれらを管理するソフトウェアの選定、そしてその運用方法が重要です。今回から、それらの要件のチェックポイントについて確認していきましょう。


企業システムにおけるバックアップの重要性

   近年、企業のシステム導入においてハードウェア偏重のシステム導入が改められ、ソフトウェアの活用範囲も広がっており、それはストレージに関しても顕著です。ハードウェアを生かすのもソフトウェアであり、テープ装置を購入したらついてくるようなハードウェアのおまけ的要素ではなく、統合されたシステム管理のための重要な要素になってきています。

   ストレージソフトウェアを分野別に見ると表1に分けて考えることができます。

  • バックアップ/アーカイブ
  • ストレージレプリケーション
  • ストレージリソース管理
  • ファイルシステム
  • その他ストレージソフトウェア

表1:ストレージソフトウェアの現状


   IDC Japanの2004年上半期のデータによりますと、国内ストレージソフトウェアの機能別市場では、やはりバックアップ/アーカイブソフトウェアの占める割合は全体の41.6%と高い状況が続いているのがわかります(表2)。

バックアップ/アーカイブ 41.6%
ストレージレプリケーション 19.2%
ストレージリソース管理 29.7%
ファイルシステム 2.9%
その他ストレージソフトウェア 6.6%

出典:IDC Japan, 1/2005「国内ストレージソフトウェア市場2004年上半期の分析と2004年〜2008年の予測(J5031003)」

表2:国内ストレージソフトウェアセグメント別売り上げ実績 2004年上半期(シェア)


   ここ数年、2003年7月にLegato社がEMC社に、また昨年12月にはVeritas社がSymantec社にと、大手の独立系バックアップ・ソフトウェアベンダーの買収が相次ぎましたが、それだけ重要性の高い分野であるということがわかります。

   ユーザ企業のデータが絶え間なく増加するのに合わせて、そのデータを保護するためのソリューションに、企業のシステム管理者は頭を悩ませていることでしょう。そして、その要求はユーザ側からだけでなく、行政側からも求められてきます。

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バックボーン・ソフトウエア
著者プロフィール
バックボーン・ソフトウエア株式会社  青木 浩朗
ストレージ専業ベンダーにて、SEおよび企画を担当した後に、2001年にBakBoneSoftware入社。主に大手ベンダーのSEを担当しながら、テクニカル・マーケティングとして、各種講演や執筆活動を行っている。最近は、特にデータベースとクラスタリングに注力し、検証レポートを作成するのをライフワークとしている。


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INDEX
第1回:新法施行に備え、バックアップについて改めて考える
はじめに
  コンプライアンスの証明のためのデータ保護
  セキュリティとバックアップの関係
バックアップ・ソリューションの選択基準
第1回 新法施行に備え、バックアップについて改めて考える
第2回 バックアップシステム構築の考慮点
第3回 様々なバックアップとスケジューリング手法
第4回 OSSでのバックアップ手法(前編)
第5回 OSSでのバックアップ手法(後編)
第6回 商用バックアップ・ソフトウェアによる手法(前編)
第7回 商用バックアップ・ソフトウェアによる手法(後編)
第8回 データベースのバックアップ
第9回 バックアップにおけるスナップショットの活用
第10回 今後のバックアップに対する期待と現実

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