TOP設計・移行・活用> セットアップ後にライセンスのインストールをする場合




LifeKeeperのすべて
LifeKeeperのすべて

第2回:LifeKeeper for Linuxのインストール
著者:サイオステクノロジー クラスタソリューショングループ
監修者:サイオステクノロジー  小野寺 章   2005/12/1
前のページ  1  2  3   4  次のページ
セットアップ後にライセンスのインストールをする場合

   ライセンスのインストールは、セットアップ終了後からでも実施が可能である。その場合はlkkeyinsコマンドを使用してラインセンスをインストールすることになる。

   以下にlkkeyinsコマンドを使用したライセンスのインストールの実行例を示す。
# /opt/LifeKeeper/bin/lkkeyins
Your license key may be installed from a local file,
or by typing in the license key string manually.

Do you have a local file containing your license key? (y/n) [n] ?
   ここで「y」ならばその後ライセンスファイルのフルパスを指定し、「n」ならば直接ライセンスコードを入力する。


Core Applicationインストール

   Core ApplicationはLifeKeeperの基本パッケージ群であり、表6にあげた基本機能を提供する。

  • 障害検出機能
  • IPフェイルオーバー
  • 共有ディスク(ファイルシステム)フェイルオーバー
  • IP、ファイルシステムのフェイルオーバーを基本とした任意のAP(プロセス)のフェイルオーバー機能
  • GUI管理ツールによる設定、管理機能
  • 最大32ノードまでのカスケードフェイルオーバー
  • TTY、TCPを使用したハートビート
  • RAW/IOリカバリー
  • Manページ、オンラインヘルプ

表6:Core Applicationの機能

   Core ApplicationのインストールはダウンロードしたRPMパッケージをすべてインストールする。以下の例ではパッケージは/tmp/Coreディレクトリ以下にダウンロードしてあるものとする。

# pwd
/tmp/Core
# rpm -ivh *.rpm
Preparing...          ########################################### [100%]
     1:steeleye-lk    ########################################### [ 17%]
     2:steeleye-lkGUI ########################################### [ 33%]
     3:steeleye-lkHLP ########################################### [ 50%]
To access online help outside the GUI, open the URL
http://<server>:81/help/lksstart.htm directly from your browser.
     4:steeleye-lkIP  ########################################### [ 67%]
     5:steeleye-lkMAN ########################################### [ 83%]
To access the LifeKeeper man pages, add the following to your .profile
or .bash_profile.

MANPATH=/opt/LifeKeeper/man:$MANPATH;export MANPATH
     6:steeleye-lkRAW ########################################### [100%]
   インストール時出力された「To access online help outside the GUI…」はWebブラウザ上でGUIを操作するためのURLを表示している。

   環境変数の追加による記述も出力されているが、これはLifeKeeperのコマンドやオンラインマニュアルの場所を示している。このパスをあらかじめシェルの環境変数に追加することで利用可能にすることができる。

   Core Applicationのインストールは以上で完了である。同様にクラスタシステムを構成するすべてのサーバに対してインストールする。


Application Recovery Kitのインストール

   Application Recovery Kit(以下ARK)はLifeKeeperのオプション製品であり、各アプリケーションに特化したリソース定義/リソース間の依存関係定義/障害検出機能/フェイルオーバー機能/運用管理機能を提供する。ARKはRPMパッケージで提供される。

   ARKは主に以下のようなものをサポートしている。

Web Apache Web Server
Mail Sendmail
DataBase DB2、Oracle、PostgreSQL、MySQL、Sybase、Infomix
Others NFSサーバ、LVM、NAS、Sambaなど

表7:ARKの種類

   詳細は下記Webページで確認することができるので参考にしていただきたい。


   以下はApache ARKをインストールする際のコマンドの使用例である。パッケージは/tmp/ARKディレクトリにダウンロードされているものとする。

# pwd
/tmp/ARK
# ls
steeleye-lkAPA-5.0.1-3.noarch.rpm
# rpm -ivh steeleye-lkAPA-5.0.1-3.noarch.rpm
   また、ARKで対応していないアプリケーションを使用している場合でも、Core Appicationに含まれるGeneric Applicationと呼ばれる機能を使うことにより、クラスタのリソースとして定義することできる。Generic Applicationについては、今後本連載で具体例をあげて紹介する。

   以上でLifeKeeperのインストールは完了である。同様にクラスタシステムを構成するすべてのサーバに対してインストールする。

前のページ  1  2  3   4  次のページ


サイオステクノロジー株式会社 クラスタソリューショングループ
著者プロフィール
サイオステクノロジー株式会社 クラスタソリューショングループ
サイオステクノロジーにおいて、SteelEye LifeKeeperの技術サポートや構築支援を行うエンジニア集団。日本国内で、彼ら以上にLifeKeeperを知る者たちはいないと自負している。世の中のすべてのHAクラスタがLifeKeeperになることを夢見て日々奮闘を続けている。


サイオステクノロジー株式会社 小野寺 章
監修者プロフィール
サイオステクノロジー株式会社  小野寺 章
インフラストラクチャービジネスユニット
エンタープライズソリューション部 部長
国産汎用機メーカに入社し、汎用機のSEを10数年担当、1994年頃からオープン・ダウンサイジングブームの到来とともにUNIX系OSを担当し、Solaris、HP/UXでSun Cluster、Veritas Cluster、MC/ServiceGuardなどを使用した、多数のミッションクリティカルシステムのHAシステム構築に従事。2001年ノーザンライツコンピュータ(現サイオステクノロジー)へ入社後、SteelEye LifeKeeperの総責任者としての国内での販売・サポート業務に従事。


INDEX
第2回:LifeKeeper for Linuxのインストール
  はじめに
  LifeKeeper for Linuxの入手方法
セットアップ後にライセンスのインストールをする場合
  LifeKeeperの起動と停止