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第3回:レポートを作成しよう
著者:ビーブレイクシステムズ  川本 博之   2006/3/9
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パラメータの作成

   これまで作成したレポートは全店舗の売上推移グラフとなっています。今度はこれを店舗ごとのレポートとして出力しましょう。

   店舗コードをパラメータ化することにより、グラフを動的に表示できるようになります。まずはSQL文を編集しデータセットにパラメータを設定します。

   「データセットの編集」から、SQLに店舗コード用のWHERE句を追加し右辺を「?」に設定します。

店舗検索用のSQLコード
SELECT
     EXTRACT(YEAR_MONTH FROM SALES.SALES_DATE),
     SUM(SALES.AMOUNT)
FROM
     SALES
WHERE
     SALES.STORE_CODE = ?
GROUP BY
     EXTRACT(YEAR_MONTH FROM SALES.SALES_DATE)

   SQL文を作成したら、「パラメタ」を選択し、デフォルト値を設定します。今回は固定値「"0001"」を設定します。

   デフォルト値を設定すると「プレビューの結果」で結果が見えるようになりますので、確認して「OK」を押します


パラメタを新規作成

   次にレポートに対するパラメータを新規作成します。データエクスプローラ上で「レポートパラメタ」を右クリックし「パラメタの新規作成」を選択します。

   「パラメタの編集」ウィンドウが表示されますので、名前/データ型/デフォルト値などの設定を行います。

パラメタの編集
図3:パラメタの編集
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

   次に、作成したレポートパラメタをデータセットにバインドさせます。グラフのプロパティエディタのバインドタブを選択し、データセットパラメタのデフォルト値を作成したレポートパラメタに書き換えます。

   これでSQL文のWHERE句の店舗コードにレポートパラメタが設定されるようになりました。エディタのプレビュータブを選択し、プレビューします。

   レポートパラメタが設定されている場合、「レポートパラメタを表示します。」ボタンが活性化されますので、押すと「パラメタの入力」ウィンドウが開きパラメータを設定できます。

ハイパーテキストのオプション
図4:ハイパーテキストのオプション
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)


レポートのリンク

   続いてリンク機能を使用して、前回作成した「店舗一覧」と「売上推移グラフ」をリンクさせレポート間での遷移を可能にしましょう。

   前回作成した「店舗一覧」の店舗名にリンクを設定し、店舗コードを「売上推移グラフ」にパラメータとしてわたします。

   リンクの設定はプロパティエディタで行います。

   店舗名のセルからデータ「row["STORE_NAME"]」を選択し、プロパティエディタの「ハイパーリンク」を選択します。リンク先は「なし」に設定されていますので、横のボタンから「ハイパーテキストのオプション」ウィンドウを開きます。

ハイパーテキストのオプション
図5:ハイパーテキストのオプション

   「ハイパーテキストの種類」の「詳細表示」を選択し、「*レポート」に売上推移グラフのファイル名を設定して、「レポートパラメタ」に式ビルダーから「StoreListDataSet」の「row["STORE_CODE"]」を設定します。

   以上でリンクの設定は終了です。プレビューでリンクの確認してみましょう。

プレビューでリンクの確認
図6:プレビューでリンクの確認
(画像をクリックすると別ウィンドウに拡大図を表示します)

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株式会社ビーブレイクシステムズ  川本 博之
著者プロフィール
株式会社ビーブレイクシステムズ  川本 博之
Javaスペシャリスト。前職ではJava専業ソフトウェアハウスにおいてプロジェクトリーダーとして活躍。現職ではオープンソースに関する技術の研究活動を日々行なう。常に、ビジネス設計を意識したユーザが使いやすいシステム構築を心掛けている。


INDEX
第3回:レポートを作成しよう
  はじめに
パラメータの作成
  サブレポートの作成手順
  CSSインポート機能