今回は、Domain-UのルートパーティションとなるディスクイメージをDomain-0のファイルシステム上に作成します。この他にディスクパーティションをDomain-Uに提供することも可能です。まず、ディスクイメージを作る前にDomain-U用のディレクトリを作成します(コマンド1参照)。
コマンド1:Domain-U用のディレクトリ作成
# mkdir -p /opt/xen/fc4-guest
ディレクトリができましたら、カレントディレクトリを/opt/xen/fc4-guestへ移動し、ddコマンドにてディスクイメージを作成します(コマンド2参照)。またルートパーティション(/)用に2GB確保しました。
コマンド2:ルートパーティション用ディスクイメージの作成
# cd /opt/xen/fc4-guest
# dd if=/dev/zero of=sda1.img bs=1M count=1 seek=2048
1+0 records in
1+0 records out
ddコマンドで作成したディスクイメージをmkfsコマンドでフォーマットします(コマンド3参照)。今回はLinux ext3ファイルシステムで作成しました。
コマンド3:ルートパーティション用ファイルシステムの作成
# mkfs -t ext3 -F sda1.img
mke2fs 1.38 (30-Jun-2005)
warning: 256 blocks unused.
Filesystem label=
OS type: Linux
(途中省略)
Creating journal (16384 blocks): done
Writing superblocks and filesystem accounting information: done
This filesystem will be automatically checked every 31 mounts or
180 days, whichever comes first. Use tune2fs -c or -i to override.
次に、tune2fsコマンドでfsckが頻繁に動かないようにチューニングします(コマンド4参照)。
コマンド4:ルートパーティション用ファイルシステムのチューニング
# tune2fs -c 0 sda1.img
tune2fs 1.38 (30-Jun-2005)
Setting maximal mount count to -1
|