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リッチクライアントCurlの特徴と導入実態
リッチクライアントCurlの特徴と導入実態

第3回:Curlアプリケーションの公開
著者:セントラル・コンピュータ・サービス  松永 俊思
2005/5/30
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はじめに

   今回はCurlアプリケーションを公開する手順を説明します。まずは公開用のファイルを作成し、作成したファイルをサーバに格納します。これは一般的にデプロイメントと呼ばれています。後はクライアントがダウンロードして実行するのを待つばかりです。
Curlプロジェクトのファイルの関連性

   CurlアプリケーションのデプロイメントはSurge Lab IDEのデプロイメント機能を使っておこないますが、その前にCurlプロジェクトのファイルの関連性について説明します。

   クライアントがブラウザ上で実行するCurlアプリケーションはアプレット形式で提供することになります。前回でアプレットの作成手順について説明しましたが、1つのアプレットで様々な機能が搭載されたアプリケーションを作成することは有効ではありません。各機能ごとに処理を分割して、再利用可能な形で作成すれば生産性・品質の向上をはかることができます。いわば、オブジェクト指向に基づいて作成することが勧められます。

   このことから複数のアプレットを1つのプロジェクトとして管理してデプロイメントする必要があります。プロジェクトはパッケージファイル、アプレットファイル、画像ファイル、HTMLファイルなどの様々なファイルで構成されています(図1、表1)。

プロジェクトの構造
図1:プロジェクトの構造

プロジェクトファイル
Curlプロジェクトに関連するソースファイルやリソースを管理する目的でSurge Lab IDEが生成するファイル
マニフェストファイル
Curlパッケージとリソースのロケーションおよびメタデータを指定するファイル
アプレットファイル
ブラウザに直接ロードして実行できる起動ファイル
パッケージファイル
APIのCurlパッケージファイルをインクルードするファイル(load.scurlという名前がよく付けられる)
コードフラグメントファイル
パッケージファイルまたはアプレットファイルにインクルードされるCurlソースコードファイル(インクルード先のファイルの種類に適合するコードである限り、任意のソースコードを格納できる)
スクリプトファイル
Windows Scriptのように実行するCurlのオブジェクトファイル
プリプロセスパッケージファイル
プロジェクトのデプロイメントに備えてSurge Lab IDEでプリプロセスされたパッケージファイル(プリプロセスされたファイルは人間が簡単に判読できない内容になっています)

表1:ファイルの種類

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セントラル・コンピュータ・サービス株式会社
著者プロフィール
セントラル・コンピュータ・サービス株式会社  松永 俊思
メインフレーム、クライアントサーバ、Webシステムと基幹系から情報系アプリケーションシステム開発を実施。また、開発支援パッケージとして「MagicAnswer for Notes」(NotesDomino設計要素解析ツール)の製品監修を担当。2002年より営業に転じ、企業の情報システム課題に対する提案を進めている。Curlは次世代アプリケーション像として、2004年より取り扱う。問い合わせE-mail:curlsales@ccs.co.jp


INDEX
第3回:Curlアプリケーションの公開
はじめに
  パッケージファイル
  (2)コンポーネントターゲットの設定
  デプロイメントの実行