そんなときに、PowerGres on WindowsやPowerGres on Linuxを活用することで、大きな効果が得られるでしょう。なぜならば、ある程度の規模であれば単体のデータベースで十分処理可能ですし、サポートをつけても価格が低く抑えられるので、製品全体としての導入価格を抑えることができるからです。SRA OSSでは、パッケージベンダ向けにISVプログラムを用意しており、それを活用することも有効な方法でしょう。
実際にこのISVプログラムを利用して、シナノケンシ社はCDショップ向けの検索システム「Listening Station」のCDデータ管理用データベースとしてPowerGres on Windowsを採用し、全国展開のCDショップである新星堂などにシステムを納入しています。
DB Maintenanceは、PostgreSQLのデータをブロック単位にセーブロードしたり、DB診断機能により障害箇所を特定したりすることにより、高速なバックアップ・復旧をサポートするツールで、DB Monitorは、複数の異なるオープンソースデータベースを1つの監視画面から一元管理できるツールで、運用を効率化して運用コストの削減に寄与するという。こういったツールを利用することでどのようなメリットがあり、またコストの削減ができるのか、具体的な機能説明を交えながら紹介するのが次の記事である。
ツールを使って楽々データベース管理 PostgreSQLの保守を便利にするDB Maintenance&DB Monitor 著者:NECソフト 千葉 富久美
OSSDBは商用データベースと比較して運用や保守に関しての機能が弱いため、それをなんらかの手段で補う必要があります。ここでは商用製品となりますが、PostgreSQLの保守を便利にするツール「InfoFrame DB Maintenance」とPostgreSQLやMySQLを同じインターフェースで監視するツール「InfoFrame DB Monitor」を紹介します。