[実践編] Ubuntu Serverの運用・管理、商用製品の利用メリットと今後の展望(後編)
2014年5月14日(水)
Ubuntu ServerにおけるSNMPの設定
MCP等を使って遠隔にある監視用のサーバーにSNMPによる障害通知を送るためには、hpsnmpconfigコマンドによる事前準備が必要です。hpsnmpconfigを実行すると、SNMPのRead/Write Community String(例として「private」等)とRead only Community String(例として「public」等)、トラップ送信先IPアドレス等の入力が促されますので、それらを適切に入力してください。
# /sbin/hpsnmpconfig
hpsnmpconfigコマンドによるSNMP設定が終了したら、Ubuntu Serverを再起動します。Ubuntu Serverを再起動後、監視対象サーバーで提供されるSystem Management Homepage(通称SMH)にWebブラウザーでアクセスすることで監視することが可能です。
Ubuntu Server on HP ProLiantにおける温度、ファン、電源の監視
監視エージェントを入れるメリットに、詳細な監視データをコマンドラインから取得できるという点があります。MCPに同梱されているUbuntu Server向けの管理ユーティリティの1つであるhplogコマンドは、サーバーの温度、ファン、電源の状態をCLIの標準出力に表示することが可能です。
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