コードを一切書かずに「Repl-AI」でチャットボットを作成してみた!
プログラミングの知識がなくてもチャットボットを作れるサービス「Repl-AI」がリリースされています。
LINEやFacebookメッセンジャーを利用したボットのAPIが公開され、誰でもチャットボットを作成できるサービスがどんどん増えてきています。
海外にもBotsifyというチャットサービスがあるので、合わせてご覧ください。
今回は実際にRepl-AIを使って、チャットボットを作成してみたいと思います。
Repl-AIとは
Repl-AIは、インターメディアプラニング(IPI)とNTTドコモが共同開発し、2016年4月にβ版が公開されました。
プログラミングせずにチャットボットを作成するツールは他にもありましたが、ボットの動きをRepl-AI上で行えるので、実行確認をするのに役立つでしょう。
実際ボットがしっかり反応しているかといったテストは多くするはずなので、手軽にテストできるのは有難い。
準備するもの
- docomo developer supportアカウント取得
Repl-AIを利用するには、docomo Developer supportアカウントを取得する必要があります。チャットボットを作る前に登録しておきましょう。
実際にチャットボットを作成してみよう
プロジェクトの作成
準備が完了したら実際にチャットボットを作ってみましょう。
まずはプロジェクトプランの選択をします。
そして、プロジェクト名を決めます。今回は私たちが運営しているプログラミングスクール「TechAcademy」という名前をつけています。
プロジェクトを作成したら、ボット名とシナリオ名を作ります。
上記の画像ではすでに「techacademy」というボットが作成されていますが、スタート時は何もない状態です。
新規作成/インポートをクリックし、ボット名を決めましょう。
ボットを作成したら、続いてシナリオを作成しましょう。
こちらも新規で作成していきます。
ボット名同様、シナリオ名を決めて作成するをクリックしましょう。
作成すると画像のように「contact」と書かれたシナリオができています。
では、実際にチャットボットで必要なシナリオを作成していきます。
シナリオ作り
シナリオ作成のタイミングで、「挨拶シナリオ」を選択すると以下のような対話シナリオを作成してくれます。
このように「◯◯です」と言われたら「〜〜」と返すといった仕組みをプログラミングを一切せずに作ることができます。
実際にどんな会話になるのか見てみましょう。
「シナリオを保存してデプロイ」をクリックして、保存を完了させましょう。
実際の動作確認
プロジェクトの一覧画面に戻り「シミュレータ」を開きます。
シミュレータを開くとキャラクターが2Dで動きながら待っています。
今回はわんころもちというキャラクターと会話をしてみました。
きちんと会話になっている部分、対応できるテンプレートがない場合は「NOMATCH」と表示されています。
既存のチャットボットサービスは、一つの質問に対して一つの回答しか決められないというものが多かったですが、内容をまとめておくことができます。
これは、名前を間違ってしまった際にユーザーが回答する例を追加している項目です。
部分一致や曖昧一致といった一字一句合っていなくても会話できるように工夫もされています。
まとめ
LINEやFacebookメッセンジャーで提供しているチャットボットはビジネスにもなっているくらいです。
最終的には人間が行うコミュニケーションはあるものの、ECサイトを運営している会社などはカスタマーサポートの一環としてチャットボットを利用してみても良いでしょう。
ハッカソン等でもチャットボットは積極的に利用されているので、今後ますます利用シーンは広がるはずです。
ぜひコミュニケーションの自動化、試してみてください。
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