基本をしっかり学ぼう!
if文
プログラムをある条件によって分岐させたい時があります。Aという条件が正しい場合(true)は処理A、Aという条件が正しくない場合(false)は、処理Bになるような分岐がある場合です(図2-1)。
そのような場合は、if文を使って以下のように書きます。
if (条件A) {
処理A
} else {
処理B
}
例えば、$seiという変数の値で男性か女性かを判別したい場合は、次のように書きます。
$sei = 1;
if ($sei == 1) {
echo "男性です";
} else {
echo "女性です";
}
$seiの値が1の場合は男性、$seiの値が1でない場合は女性と表示させたい場合は、条件式の所に、「$sei == 1」と書きます。ここで、「==」イコールが2つ付いているのですが、これは比較演算子と呼ばれるものです。前述のfor文でも出てきた「$khttp://jp.php.net/manual/ja/language.operators.comparison.php)に詳しく書いてありますので参考にしてください。
if文は、elseifを使うと条件を複数に分岐させることができるようになります。
例えば、条件Aが成り立つ場合は処理A、そうでない場合は条件Bを評価して、条件Bが成り立つ場合は処理B、さらに条件Bが成り立たない場合は条件Cを評価して、条件Cが成り立つ場合は処理C、そうでない場合は処理Dにプログラムを分岐させたい場合は、以下のように書きます。
if (条件A) {
処理A
} elseif(条件B) {
処理B
} elseif(条件C) {
処理C
} else {
処理D
}
switch文
if~elseifを使うと、分岐を複数にすることができますが、switch case文を使っても同じような処理を記述することができます。
分岐したい処理が複数ある場合は、switch case文を使った方が見通しの良いプログラムになります。
例えば、$fruitsの値によって、出力する文字を変更したい場合は、図2-2のようになります。図2-2では、評価したい変数を「switch($fruits)」と記述しています。そして、caseの所に値を入れて、処理させたいプログラムを各caseの所に記述します。
注意しないといけないのは、各case文の終わりに、「break」を入れておくことです。「break」を入れないと、処理がとまらないで、次のcase文も実行されてしまいます。図2-2では、$fruitsの値を1にセットしていますので、リンゴという文字が表示されます。
switch文には、defaultという特殊な処理が入っています。これはほかのcase文に該当しない場合に、実行する処理です。図2-2の例では、「$fruits=4」に変更すると、「default」の処理が実行されます。
switch文の詳しい説明は、php.net(http://jp.php.net/manual/ja/control-structures.switch.php)を参考にしてください。