PHPerには欠かせない配列の基礎
2014年8月22日(金)

皆さんこんにちは。暑い日が続いて、配列……もとい、扇風機をぶん回す毎日ですね。
「PHPerは配列ばっかり回している」なんて良く皮肉られたりしますが、実際PHPは配列を良く使う言語です。連載の第2回は、そんな「配列」についてお話します。
PHPのマニュアルで配列の項目を見てみると、以下のように書いてあります。
「PHPの配列は、実際には順番付けられたマップです。マップは型の一種で、 値をキーに関連付けます。 この型は、さまざまな使い道にあわせて最適化されます。 配列としてだけでなく、リスト(ベクター)、 ハッシュテーブル(マップの実装の一つ)、辞書、コレクション、スタック、 キュー等として使用することが可能です。PHPの配列には他のPHP配列を値として保持することができるため、 非常に簡単にツリー構造を表現することが可能です。」
[PHPマニュアル]
http://php.net/manual/ja/language.types.array.php
他の言語では多階層の情報を扱うために、マップを明示的に使用したり、コレクションを用いる必要がありますが、PHPでは配列一つで色々できてしまいます。
1.1 配列の基本
まずは基本からです。

図1: 配列の基本
source2_1.php
1 | <?php |
2 | $colors = array('red', 'blue', 'green'); |
3 |
4 | var_dump($colors); |
5 | foreach($colors as $color){ |
6 | echo $color,','; |
7 | } |
出力結果
1 | array(3) { |
2 | [0]=> |
3 | string(3) "red" |
4 | [1]=> |
5 | string(4) "blue" |
6 | [2]=> |
7 | string(5) "green" |
8 | } |
9 | red,blue,green, |
一般的な配列の使い方のサンプルですね。以下のように書いても、同様の結果が得られます。
source2_2.php
01 | <?php |
02 | $colors = array(); |
03 |
04 | $colors[] = 'red'; |
05 | $colors[] = 'blue'; |
06 | $colors[] = 'green'; |
07 |
08 | var_dump($colors); |
09 | foreach($colors as $color){ |
10 | echo $color,','; |
11 | } |
出力結果
1 | array(3) { |
2 | [0]=> |
3 | string(3) "red" |
4 | [1]=> |
5 | string(4) "blue" |
6 | [2]=> |
7 | string(5) "green" |
8 | } |
9 | red,blue,green, |
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