Leaning Technologies、Webブラウザでx86バイナリを実行できる仮想マシン「WebVM」を発表

Leaning Technologiesは、Webブラウザ上x86バイナリをそのまま実行できる仮想マシン「WebVM」を発表した。

「WebVM」は、Google ChromeやMicrosoft Edge、Firefox、SafariなどのWebブラウザ経由で利用でき(WebVM.io)、Webサイトにアクセスするだけですぐにブラウザ上でx86仮想マシンを動作させることができる。OSのベースとなっているのはDebian/GNU Linuxで、バイナリを変更することなしに動作させることができ、またコマンドも実行できる。Node.jsやPython、Rubyなどの環境も用意されており、実際に動作させて試用することもできる。

「WebVM」は、同社が提供している製品の機能や能力を示すためのデモンストレーションとして公開されている。WebVMのコアは「CheerpX」と呼ばれる同社製のx86マシン仮想化技術を備えたソフトウェア製品。JIT（Just In Compiler）を備えており、バイナリコードをWebAssemblyに変換して実行することができる。その他、同社は「Cheerpコンパイラ」や「CheerpJ」なども提供しており、既存のソフトウェア資産をそのままWebブラウザで実行するためのソリューションが揃っている。

（川原 龍人/びぎねっと）

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