JavaScriptランタイムエンジン「Deno 1.39」リリース

deno.landは12月14日（現地時間）、JavaScriptランタイムエンジン「Deno 1.39」をリリースした。

　「Deno」は、Node.jsの開発者によって開発されたソフトウェア。Rustで実装されており、JavaScriptエンジン「V8」をベースとして構築された新しいランタイムエンジン。TypeScriptトランスパイラを搭載しており、TypeScriptコードの直接実行を行うこともできる。「Deno」は、Webブラウザが無くてもJavaScriptコードが実行できる点が特徴。「Node.js」と異なり、明示しないとファイルシステムやネットワーク、環境にアクセスできない。また、モジュールをURL・ファイルパスで表す点などもNode.jsと異なる。

「Deno 1.39」では、パフォーマンスの問題が生じていたために削除された「WebGPU」が、問題が解決されたことによって再度搭載されたほか、「deno coverage」に「summary」「html」が追加されるなど、いくつかの機能強化、改良、不具合修正などが施されている。

　「Deno 1.39」は、Webサイトから入手できる。
　

(川原 龍人/びぎねっと)

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