「Git 2.56.0」リリース ─ 競合解消向けの「git add --resolved」を追加
大規模リポジトリの性能を改善、「git refs」やブランチ管理機能も強化
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Git-scmは9月28日(現地時間)、分散型バージョン管理システム「Git 2.56.0」をリリースした。
「Git」は、ソースコードなどの変更履歴を管理するオープンソースのバージョン管理システム。各開発者がリポジトリの完全な履歴を保持でき、ブランチやマージを利用した分散開発に対応する。Linux、Windows、macOSなど、さまざまな環境で利用されている。
「Git 2.56.0」では、競合を解消したファイルだけをステージングする「git add --resolved」が追加されたほか、ブランチや参照の管理、履歴操作、部分クローンに関する機能が拡張された。
「Git 2.56.0」のハイライトは次の通り。
〇競合を解消したファイルだけをステージングする「git add --resolved」を追加
〇競合マーカーが残るファイルを「git add --resolved」で検出し、処理を中止するように変更
〇追跡先へマージ済みのローカルブランチを削除する「git branch --delete-merged」を追加
〇「git refs」に参照を作成、削除、更新、改名するサブコマンドを追加
〇実験的な「git history」に、指定したコミットを履歴から除く「drop」を追加
〇「git replay」にマージコミットを除いて履歴を直線化する「--linearize」を追加
〇「git bisect」で原因コミットの特定後に元の状態へ戻る「--reset-when-found」を追加
〇「git log --follow」で、複数の履歴上で異なる名前に変更されたパスの追跡を改善
〇部分クローンで再取得可能な大容量オブジェクトを削除する「git repack --drop-filtered」を追加
〇リモートからオブジェクト全体を取得せず、サイズや種類を照会できる機能を追加
〇マージベースの計算、ブランチやタグの列挙、reftableの参照処理などを高速化
〇未追跡ファイルと無視対象ファイルの列挙処理をO(n²)からO(n log n)へ改善
など。
「Git 2.56.0」は、Webサイトから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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