VRイベント「バーチャルマーケット」のHIKKYが65億円調達、開発体制強化とオープンメタバース構築へ

先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。VR関連では「バーチャルマーケット」を提供する株式会社HIKKYが65億円を調達したニュースが注目を集めました。

バーチャルマーケットは、「仮想空間上での3Dアバター・3Dモデルの展示会」として2018年に始まったイベント。ソーシャルVRサービス「VRChat」のバーチャル空間に作られた特設会場に、3Dアバターや3Dモデルが展示され、来場者は自由に試着、鑑賞、購入ができます。

一方AR関連では、ARグラス向けディスプレイを開発するDigiLensが約57億円を調達したことが報じられました。今回の資金調達はサムスン電子が主導し、会社の価値を5億ドル（約570億円）以上と評価、日本からは三菱ケミカルが参加しています。

「バーチャルマーケット」のHIKKYがNTTから65億円調達。開発体制強化とオープンメタバース構築へ

「バーチャルマーケット」の運営や開発を行う株式会社HIKKYは、65億円の資金調達を発表しました。この調達は、NTTドコモを引受先とする第三者割当増資によるものです。

調達した資金はHIKKYのVRコンテンツ開発エンジン「Vket Cloud」や、同エンジンを用いてプラットフォームの壁を超えて人々が交流できる「オープンメタバース」関連事業などに活用されます。

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「バーチャルマーケット」のHIKKYがNTTから65億円調達。開発体制強化とオープンメタバース構築へ
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VR体験施設のSandbox VRが約42億円調達、新店舗開設へ メタバースにも意欲？

VR体験施設を運営するSandbox VRは、シリーズBで3,700万ドル（約42億円）を調達しました。2022年には世界各地に新たな店舗をオープンし、新型コロナウィルス感染症拡大による影響からの脱出を目指します。

同社は今回の資金調達をもとに、2022年にパラマス、ロンドン、トロントなど新たに10店舗をオープンするほか、法人向けに2店舗、フランチャイズ向けに2店舗を開設予定です。また、社内のスタジオを拡張してコンテンツの数を増やし、ソフトウェア開発キット（SDK）を開発してSandboxプラットフォームをサードパーティの開発に開放します。

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ARグラス向けディスプレイのDigiLensが50億円超を調達、日本から三菱ケミカル参加

ARディスプレイ関連技術を開発する米DigiLensは、シリーズD資金調達の第1ラウンドで5,000万ドル（(約57億円）以上の資金調達を発表しました。

DigiLensはカリフォルニア州にて2003年に設立。透過性のウェーブガイドディスプレイ技術を開発する企業です。2019年にはシリーズCで5,000万ドル（当時、約55億円）の資金調達を行っています。同社CEOのChris Pickett氏は、「今回の資金調達により、企業向けおよび消費者向けのスマートグラスを現実的な価格で市場に投入するために必要な要素が揃いました」と述べています。

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ARグラス向けディスプレイのDigiLensが50億円超を調達、日本から三菱ケミカル参加
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韓国ソウル市がメタバースによる公共サービスを開始

韓国のソウル特別市は、メタバース・プラットフォーム「メタバース・ソウル（仮称）」を2022年末までに導入ことを発表しました。経済や文化、観光、教育、そして市民サービスなどの行政サービスを提供する予定です。

さらに2023年には、バーチャル公共サービスセンターとして「メタバース120センター（仮称）」を開設予定。公務員がアバターで対応し、これまでソウル市庁の公務員センターでしか受けられなかったサービスを、遠隔から利用できるようになるとのことです。

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