小型軽量な一体型VRヘッドセット「Pico 4」シリーズ発表／ローソンがコンビニでアバター接客を導入

先週もVR/ARに関する多くのニュースが報じられました。中でも注目すべきは、Picoが新たな一体型VRヘッドセット「Pico 4」シリーズを発表したニュースでしょう。

小型軽量な一体型VRヘッドセット「Pico 4」シリーズ発表 価格は429ユーロから

Picoはコンシューマー市場向けの新たな一体型VRヘッドセット「Pico 4」シリーズを発表しました。4Kの解像度、105度の広い視野角という高スペックながら、295グラムの軽さを実現しています。ラインナップは通常モデルとハイエンドモデル「Pico 4 Pro」の2つです。Pico 4の128GBモデルは429ユーロ（約59,500円）と発表されており、日本では10月7日に発売予定です。

ビジネス用途、開発者向けの機種である「Pico 4 Pro」にはアイトラッキングと表情トラッキングが内蔵され、より豊かなアバター表現が可能。法人向けに機能を特化させた「Pico Business」や、足にバンドで装着することで足の動きもトラッキングできる「PICO Fitnessバンド」も発表されています。

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ローソン、コンビニでアバター接客を導入 人手不足や深夜の就労対策

株式会社ローソンはアバター事業を手掛けるAVITA株式会社との協業を発表しました。第1弾事業として、11月末に都内にオープン予定の未来型店舗「グリーンローソン」に、AVITAのアバター接客サービス「AVACOM」の導入を発表した。アバターを活用した接客の実装や、VTuberとのコラボレーションなどを企画しているとのことです。

両社は、人手不足や深夜の就労対策としてアバターを活用。時間、場所、年齢、性別、身体的ハンディキャップなどに制約されない新たな働き方や、リアル店舗でのアバター接客の実現を目指します。同時にアバターワーカーの一般募集もスタートしています。

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SnapがAR利用に関する大規模調査を発表。ARはショッピング体験を「すでに」大きく変えている

スマートフォン向けアプリ「Snapchat」を手がけるSnapは、ARを利用する消費者及び企業双方を対象とした大規模な意識調査を実施しました。調査レポートによると、消費者は企業と比較して、より広範囲なAR利用に関心を抱いているようです。

例えばブランドの90％が「人々がARを利用する主な理由」としてゲームなどの楽しみ（fun）を挙げたのに対し、消費者でこの理由を選択したのは57％にとどまりました。また消費者の84％がARを使った学習に興味を示したのに対し、ARで趣味やスキルの学習機会を提供しようと考える企業はわずか27%という結果になっています。

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EUがメタバース規制を検討か？ 欧州委員会が文書発表、委員が計画案をブログで論じる

EU（欧州連合）の政策遂行機関である欧州委員会は、2023年に取り組むべき優先事項を発表しました。そのトピックの1つとして「メタバースなどの仮想世界に関するイニシアチブ」を明記しています。バーチャル空間の私的独占を防ぐため、委員会は新たな政策を検討しているようです。

欧州委員会のティエリー・ブルトン委員は、ブログ記事内で、デジタル市場法（DMA）とデジタルサービス法（DSA）の法案名を挙げつつ、次はメタバースをターゲットにする計画であるとも取れる記述を掲載しています。「ヨーロッパにおけるバーチャル空間の大手IT事業者への規制をDMAやDSAと同じように行うのではないか」と推測されます。

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