Windows 10 Tips 16

Windows 10曰く「このディスクに、Windowsをインストールできません…」

タイトルから、何の話かと思う方もおられるかもしれませんが、前回のWindows 10の再インストールに関連した話です。Windowsのセットアップ時に、タイトルにあるようなエラーメッセージが表示された場合は、MBRパーティションテーブル形式のパーティションを削除して、GPT形式のパーティションに変換

塩田 紳二(しおだ しんじ)

2015年10月19日 18:00

タイトルから、何の話かと思う方もおられるかもしれませんが、前回のWindows 10の再インストールに関連した話です。Windowsのセットアップ時に、タイトルにあるようなエラーメッセージが表示された場合は、MBRパーティションテーブル形式のパーティションを削除して、GPT形式のパーティションに変換する必要があります。

1.1 パーティションの変換

Windows 10をインストールメディアから起動して、再インストールしようとした人の数パーセント(確証はありません)は、このタイトルのようなメッセージを受け取るかもしれません。このケースのトラブルは、Windows 10で始まったわけではなく、Windows 8がBIOSに代わるファームウェアであるUEFI(あるいはEFI)に対応したことに端を発します。しかし、Windows 8のユーザーが増えなかったことやWindows 7のユーザーにはあまり関係なかったので、これまではあまり取り上げられなかったのかもしれません。

ここでは理屈は抜きに、対応方法だけを示します。なお、この方法ではハードディスクの情報はすべて失われますので、ハードディスクのデータを残したい場合は、あらかじめデータのコピーを保存しておいてください。

「このディスクに、Windowsをインストールできません…」というのは、正確には、次のようなメッセージです。

このメッセージに遭遇したら、ハードディスクのパーティション形式をGPT形式に変換する必要がありますので、以下の手順を実行します。

  1. 「このディスクに、Windowsをインストールできません…」というメッセージウィンドウが出ているなら、「OK」ボタンをクリックして、メッセージウィンドウを消す。
  2. 個々のパーティションを選択し、「削除」ボタンを使ってパーティションを削除する。
  3. すべてのパーティションを削除し、未割り当ての状態になったら、「新規」ボタンをクリックし、新しいパーティションを割り当てる。これでパーティションは、GPT形式に変換されます。
  4. 一番サイズの大きなパーティションを選択して、「インストール」ボタンをクリックします。

以上でパーティション形式への対応は終了です。

あとは、Windows 10のインストールを続行してください。

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