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米Yahoo!のスゴイ技術

2008年12月18日(木)
たにぐち まこと

Yahoo! vs. Google

 Yahoo!のライバルと言えば、Googleをおいてほかにはないでしょう。

 両者の違いを比べると、「コンテンツ力のYahoo!、技術力のGoogle」といったイメージがあるかもしれません。Yahoo!は、ニュースや、地図、不動産情報、ショッピング、オークションなど、ここに来るだけでどんな情報でもそろうほどのコンテンツ量を誇っています。

 対するGoogleは、検索エンジンの技術はもちろん、Google Chrome(http://www.google.com/chrome/)という独自のWebブラウザの提供、GmailやGoogleドキュメントなどのWebアプリケーションの展開など、次々と最先端の技術力を駆使して、次々とインターネット業界に革命を起こしています。

 しかし、実はYahoo!も非常に高い技術力を持っていることをご存じでしょうか。先日リリースされ、現在βテストが行われている、新しい「Yahoo!メール」のサービスでは、フォルダ・メール一覧・本文が3分割され、スムーズにメールを読みながらマウスでドラッグドロップしてフォルダを移動したり削除したりなど、まるでメールソフトと同じようなインターフェースを実現しています。

実はすごい、Yahoo!の技術力

 実はこのインターフェースは、米Yahoo!では1年以上前から提供されていました。

 米Yahoo!とYahoo! JAPANは、同じ名前のサービスであっても提供されるサービスや技術にはかなり違いがあります。まずは、米Yahoo!のサイト(http://www.yahoo.com/)を見てみましょう。

 まず目につくのが、右側のサインインボックスです。メールやメッセンジャーなどのサービス名が並んでいますが、マウスカーソルを当てると、なめらかなアニメーションと共にエリアが広がって、情報が表示されます。

 このエリアは、サインインをした後であらためて利用すると、さらに便利です。メールは未読のメールをすぐに確認できますし、天気予報なども地域を設定しておけば、この場で確認することができます。ぜひサインインをして試してみましょう。

 ただし、現在 Yahoo!と Yahoo! JapanのIDには互換性がなく、あらためて入会手続きを行わなければなりませんし、メールアドレスなども別になってしまいます。

 また、検索ボックスにキーワードを入力していくと、自動的に候補のキーワードを表示する「サジェスト」も搭載されており、検索もスムーズに行えます。

 My Yahoo!には、さらにさまざまな技術が使われています。ニュースやBlogの更新情報、株価情報など、自分が必要な情報源を自由に組み合わせて、自分専用のスタートページを作れるようになっているのです。

 情報を並び替えたい時は、マウスでドラッグして位置を移動するだけ、情報源の追加や削除なども実にスムーズに利用することができます。Yahoo! JAPANにも移植された「Yahoo! Mail」はRSSリーダー機能も統合されており、フィードを読むこともできます。

 このように、Yahoo!は、JavaScriptやAjaxを駆使したサイト制作を続々と展開しています。そして、これを支えているのが、Yahoo!がオリジナルで開発したAjaxライブラリである「Yahoo! UI LIbrary(YUI)」(http://developer.yahoo.com/yui/)です。

 Ajaxライブラリと言えば、「Prototype+script.aculo.us」や「jQuery」といったものをご存じの方も多いかも知れません。YUIも同様に、フェードイン・フェードアウトといった基本的な演出はもちろん、表組みのためのコントロール、警告ウィンドウを出すためのコントロール、カレンダー、調整スライダーなど、ありとあらゆるコントロールを開発しています。

 そして、Yahoo!ではこのライブラリを、BSDライセンスという非常に扱いやすいライセンス形態で無償配布しています。BSDライセンスとは、非商用でも商用でも自由に利用することができ、改造も自由というビジネスにも活用できるライセンスです。

 Ajaxプログラマーは当然ながら、デザイナーでも扱いやすく、インターフェースをよりリッチにしていくことができるのです。

 そんな「Yahoo! UI Library」に注目し、どんなことができるのか、どんなことに使えるのかといった視点から、Yahoo!の技術力を毎週紹介していきます。

株式会社エイチツーオー・スペース
東京代々木でWeb制作業を営む、デザインユニット。「ちゃんとWeb」というコーポレートテーマで、なんとなくキレイ、なんとなく動いているサイトではない「ちゃんとした」サイト作りを心がける。現在は、「ちゃんとWeb.net」や「aquanotes Shop.」などのサイト運営を通じて、Webの運営担当者に啓蒙中。http://h2o-space.jp

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