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| シンクライアントシステムの新しい効果 | ||||||||||
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次にシンクライアントシステムの効果について、新しい効果や試みについて見ていきましょう。 |
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| フリーアドレスとフレキシブルオフィス | ||||||||||
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ファットクライアントでも無線LANを活用すればフリーアドレスなオフィスを作ることはできます。ここでフリーアドレスの端末をシンクライアントにすれば、セキュリティ対策にもつながります。また1人1台のPCという状況で固定席がなくなり、社員間のコミュニケーションが良くなる「フリーアドレスの効果」が生まれるのです。 Sun Ray端末の場合は、カードモビリティによって「フレキシブルオフィス」を実現しています。それぞれの席にSun Ray端末が設置されており、社員証であるICカードを端末に挿した瞬間に自分のデスクトップ画面があらわれ、その席が自分の席となります。ですから社内には自分専用の席がないのです。 このICカードがあれば東京でも大阪でも、もちろんアメリカなどの外国でも同様に、それぞれのオフィスに設置してあるSun Ray端末にICカードを挿せば、最後にカードを抜いた際の画面があらわれます。もちろん、ICカードには個人を特定する情報はないので、紛失した場合でも情報は漏洩しません。 また社員は休暇や外出、出張と20〜30%はオフィスに居ないことが多いため、当社内では1人0.7台ぐらいの端末に削減できました。フレキシブルオフィスでは、端末が少ないことで設備代だけでなく、実際の会社のスペースも有効に使えるのです。 |
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| テレワーク（SOHO） | ||||||||||
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無線LANや家庭内のブロードバンド環境が揃い、いまやビジネスマンはいつでもどこでも社内環境にアクセスして仕事ができます。この「いつでもどこでもできる」ことが情報漏洩リスクの増大に繋がっているのも確かです。 しかしシンクライアントシステムであれば、このリスクは最大限に減らせます。またこのシンクライアント端末を使って自宅でも仕事ができれば、通勤の負荷軽減や女性の育児などによる就労環境を良くすることができます。 |
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| DSP（Desktop Service Provider） | ||||||||||
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シンクライアント端末からサーバ側にあるデスクトップ環境を使うのであれば、なにもサーバが社内にある必要もありません。例えば中小企業では情報システム部門の設置は難しいため、通常はITリテラシーの高い従業員に頼ったり、PCやソフトウェアをその都度購入していますが、負担が大きいのが現実です。 しかしDSPが運営するデータセンターに契約した企業のユーザ領域があり、ユーザのオフィスには管理不要なシンクライアント端末だけがある環境を作れれば、ユーザはDSPに利用料を払えば済むだけというビジネスモデルも考えられます。  図1：DSPのイメージ |
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| オフィスの連携 | ||||||||||
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サン・マイクロシステムズ社と伊藤忠テクノソリューションズ社など、4社が次世代セキュアオフィスを実現するための新しい試みを紹介しましょう。それはSun Rayを導入している企業間でSun Ray端末自身を共有しようという試みです。 A社の社員がB社のオフィスに行って、B社の端末に自分のICカードを挿せば、A社の社内環境にアクセスできます。その逆ももちろん可能です。この試みの面白いのは、コクヨの貸しオフィス「DESK@」にSun Rayを設置し、Sun Ray導入企業の社員が「ちょっと利用」することを実現しています。 |
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