|
||||||||||
| 前のページ 1 2 3 次のページ | ||||||||||
| SASL認証 | ||||||||||
|
OpenLDAPのクライアントとサーバは「SASL(Simple Authentication and Security Layer)」フレームワークを使用して認証を行うことができます。SASLの実装としては、Cyrus SASLを利用しており、次のような認証機構を使用することができます。
表3:利用できる認証機構 |
||||||||||
| TLSによる暗号化通信 | ||||||||||
|
OpenLDAPのクラアントとサーバは「TLS(Transport Layer Security)」を用いて、通信を暗号化することができます。TLSの暗号化通信を行う際には、サーバに証明書を持たせる必要があります。 |
||||||||||
| アクセス制御 | ||||||||||
|
エントリおよび属性単位で、アクセスの制御を行うことができます。 アクセス制御の対象は、DN、またはLDAPの検索フィルタによって指定することができ、アクセス権限は「検索(search)」や「比較(compare)」「更新(add、delete、modify、modrdn)」といったLDAPのオペレーション単位で指定することができます。 |
||||||||||
| レプリケーション | ||||||||||
|
複数のサーバに更新したデータを複製する機能をレプリケーションと呼び、OpenLDAPではこの機能をサポートしています。 レプリケーションの方式としてOpenLDAPは、現在シングルマスタレプリケーションを採用しています。この方式は、更新要求を1台のマスタサーバのみが受け付け、マスタサーバがその他のサーバ(スレーブサーバ)に受け付けた更新要求を複製します。 ![]() 図1:シングルマスタレプリケーション シングルマスタレプリケーションの他の方式として、マルチマスタレプリケーションがあります。この方式ではマスタサーバを複数台設置することができ、マスタサーバを冗長化することができます。上述しましたが、このマルチマスタレプリケーションについては、OpenLDAPの次期バージョン2.4で実装されています。 |
||||||||||
| レプリケーションを行う2つの方法 | ||||||||||
|
OpenLDAPはレプリケーションを行う方法として「slurpd」と「LDAP Sync」のどちらかを利用することができます。 |
||||||||||
| slurpdレプリケーション | ||||||||||
|
まずslurpdによるレプリケーションについて解説します。 「slapd(OpenLDAPのサーバデーモン)」が更新内容をレプリケーションログに出力します。このレプリケーションログをslurpdというレプリケーション用のデーモンが読み込んで、更新内容をスレーブサーバにLDAPプロトコルを通して伝播します。 この方法は、マスタサーバがスレーブサーバに対して更新要求を送信するPUT型の仕組みとなります。また、更新要求を処理してから、slurpdによってレプリケーションが行われるまでにタイムラグがあるため、非同期的なタイミングのレプリケーションといえます。 ![]() 図2:slurpdによるレプリケーション |
||||||||||
|
前のページ 1 2 3 次のページ |
||||||||||
|
|
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||
|
|
||||||||||
|
||||||||||



