「Enlightenment 0.28.0」リリース ─ NetworkManagerとPipeWireにネイティブ対応
クリップボード履歴やバッテリー充電上限、NetBSD初期対応も追加
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Enlightenment teamは10月31日(現地時間)、デスクトップシェル「Enlightenment 0.28.0」をリリースした。
「Enlightenment」は、ウィンドウ管理、アプリケーション起動、ファイル操作、電源管理などの機能を備えるオープンソースのデスクトップシェル。軽量性と豊富なカスタマイズ機能を特徴とし、主にLinuxやBSDなどのUnix系OSで利用されている。X11を中心に、Waylandコンポジタとしての機能も開発されている。
「Enlightenment 0.28.0」では、ネットワーク、音声、クリップボード、電源管理などデスクトップの基本機能を強化した。NetworkManager用モジュールやPipeWire対応ミキサー、クリップボード履歴を追加したほか、ウィンドウ管理、ディスプレイ、Bluetooth、通知などの多数の不具合を修正している。
「Enlightenment 0.28.0」のハイライトは次の通り。
〇NetworkManagerとConnManを自動検出するように変更
〇VPN設定のインポート、認証、ユーザー名入力、キャプティブポータルに対応
〇PulseAudioに加えてPipeWireを利用できるネイティブ音声ミキサーを追加
〇履歴を永続保存できるクリップボード履歴モジュールを追加
〇バッテリーごとに充電上限を設定し、最大充電量を記憶できるように変更
〇ACPIのCPU電力プロファイルに対応し、AMD GPUの電力設定と連動
〇システムヘルパーを通じてプロセスの優先度を変更可能に改善
〇X11でキーボードのリピート速度と開始までの時間を設定可能に変更
〇ウィンドウのRoll Up表示と常に手前/常に背面へ配置する操作を追加
〇NetBSDの電源操作とシグナル処理への初期対応を追加
〇画面切断、起動時の黒画面、Waylandキャンバス更新など表示処理を修正
など。
NetworkManagerモジュールでは、電波強度やセキュリティ方式、接続情報を表示でき、保存済み接続の管理にも対応した。通信量インジケーターやポーリング間隔の設定も追加されている。VPNでは設定ファイルのインポートや認証メッセージ、入力内容の記憶を利用できる。
このほか、クリップボード履歴をEnlightenment本体へ統合し、履歴の永続保存や項目ごとの削除に対応した。電源管理ではバッテリーの充電上限を設定でき、画面消灯中のCPU監視頻度を抑えることで不要な電力消費を減らしている。
「Enlightment 0.28.0」は、Webサイトから入手できる。
(川原 龍人/びぎねっと)
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