RedHatら4社、OSSライセンスエラーを救済する新しい施策を発表
2017年12月3日(日)
RedHatは11月27日(現地時間)、OSSライセンスエラーを救済するための新しい施策を発表した。
今回の施策では、「GPLv2」「LGPLv2.1」「LGPLv2」ライセンスの下で配布されているソフトウェアコードに「GPLv3」から踏襲された「Common Cure Rights Commitment」を適用するとしている。具体的には、ライセンスの違反行為を全て中止した場合に、著作権者が中止後60日以内に違反を通知しなかった場合にライセンスを回復するなどといった、ライセンスに違反してしまったユーザを救済する内容となっている。また、著作権者から何らかの手段で違反を通知を受け取り、著作権者から通知を受け取ったのが初めてであり、通知を受け取ってから30日以内に違反を是正した場合には恒久的にライセンスが回復するとしている。
これらの施策は、RedHatによって発表されたもので、Facebook、Google、IBMでも同様の施策が行われるという。また、他の複数の企業がこの施策に追従する見込みだとしている。
(川原 龍人/びぎねっと)
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